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いよいよ開幕、Aリーグ2021-22シーズン!その前にグローリーの昨シーズンを振り返る(前編)



 
Aリーグ2020-21シーズンのレギュラー、ファイナルシリーズともにトップの座を射止めたのはMelbourne City FCだった。悲願のチャンピオンを目指したPerth Glory(パースグローリー)は無念の9位。初監督として指揮をとったRichard Garciaと、Aリーグデビューで注目を浴びた元日本代表の太田宏介にとっても辛酸をなめる結果となった。ここでは、Aリーグ2021-22シーズン開幕前に、昨シーズンのグローリー、そして太田宏介の戦績をおさらいする。
 

<Aリーグを知る記者の視点 A League Football Journalist’s Point Of View>
Aリーグを知る記者の視点から更に詳しくパースグローリーの試合についてお届けする。

 
Isuzu UTE Australia(IUA/いすゞ自動車株式会社の筆頭株主の三菱商事の100%子会社<IUAの公式サイトより>)を冠スポンサーに迎え、2021年11月19日に開幕戦が行われるAリーグ2021-22シーズン。創設25周年の節目でパース州民や地元サッカーファンにとってパースに本拠地を置くパースグローリーの初制覇は渇求の思いだろう。

そこで、まずここではパースグローリーの2020-21シーズン、そしてAリーグ一年目を振り返った太田宏介の戦績を振り返る。
 
【パースグローリー2020-21シーズン戦績】
監督:Richard Garcia
キャプテン:Diego Castro
試合:26戦/9勝7敗10引き分け
順位:9位(12チーム中)

 
 
【パースグローリー2020-21シーズンチーム最優秀選手はBruno Fornaroli】
2021年6月18日、パースグローリー・クラブ年間表彰式が行われ、U23若手優秀選手賞にLuke Bodnar、ファン(メンバー)やメディアが選ぶシーズン優秀賞にはDiego Castroがダブル受賞、シーズンチーム得点王は13得点でBruno Fornaroli、最も印象的だったゴールに贈られるゴール・オブ・ザ・イヤーはAndy Keoghが受賞した。そして、投票形式で行われたグローリー最優秀選手賞は、Bruno Fornaroli選手に贈られたが、他の選手より試合数が少ないながらも太田宏介は2位に食い込んだ。
 

 
 

 
【2020-21シーズンの太田宏介の戦績】
全21試合中フル出場14試合。途中交代3試合、途中出場2試合。ベンチ(不出場)1試合、ベンチ外1試合。

シーズン6戦目(Brisbaine Roar戦)でデビュー。後半15分から出場し、2アシストを記録。7戦目、太田にとっては2試合目となったCentral Coast Mariners戦も後半30分間だけプレーして、またもアシストを記録。3試合目のWellington Phoenix戦は先発出場で65分間のプレー。

4試合目(Central Coast Mariners戦)からMacarthur FC戦の12試合まで、9試合連続でフル出場。9試合目のSydney FC戦ではキャプテンマークを腕に巻いた。

13試合目のMelbourne City FC戦はコロナウイルス拡大防止のため無観客試合となったが、その試合で久々の途中交代。しかし、中2日で迎えた14試合目(Melbourne Victory戦)は4バックから3バックにフォーメーションを変え、最終ラインを統率しながらフル出場。7試合ぶりの勝利に貢献した。

15試合目のWestern United FC戦は連戦の疲労が考慮されベンチ外。今井智基選手との日本人対決は実現しなかった。16試合目の相手はWestern Sydney Wanderers。休養明けの太田は先制点をアシストするなど大活躍でフル出場。17試合目のAdelaide United戦もフル出場で4連勝を導いた。

2020-21シーズンのホーム最終試合となったMacarthur FC戦。太田にとっては18試合目で、フル出場。これでフル出場は13試合となった。19試合目はThe Distance DerbyとなるWellington Phoenix戦。2日かけての移動だったが勝ち点を分ける。20試合目はBrisbane Roar戦。この試合の結果次第でファイナルシリーズ進出に望みがつながったが惜敗。太田はチームの戦術のため59分に交代。この敗戦で事実上、グローリーの2020-21シーズンは閉幕。最終節の21試合目はベンチスタートだったが、ピッチに立つことはなかった。

 
 
【参考】
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関連(外部リンク):太田宏介オフィシャルインスタグラム
関連(外部リンク):太田宏介オフィシャルブログ
関連(外部リンク):太田宏介オフィシャルツイッター







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