本日、4月29日から特定箇所以外でのマスク着用義務の解除など、西オーストラリア州政府は新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和措置を実施する。
オーストラリア国内でマスク着用義務について、今年に入り2月25日にニューサウスウェールズ州、そして3月4日にはクイーンズランド州で撤廃されてきた。また、2020年7月23日に国内で最初に義務化に乗り出したビクトリア州でも今年の3月11日に解除していたが、この度、西オーストラリア州でも新型コロナウイルス感染症に対する規制緩和策の一つとしてマスク着用義務が本日、4月29日から特定箇所以外ではなくなる。
西オーストラリア州では2021年1月31日のロックダウンの際にマスクの義務化が最初に謳われ、その後は感染状況に合わせて解除と着用義務が繰り返されたが、「オミクロン株のピークが過ぎたことは明らか」と4月26日に州政府が発表し、今回の運びとなった。
マスク着用義務撤廃も含め、西オーストラリア州で本日から実施されるの規制緩和措置の内容は以下の通りとなる。
【2022年4月29日(金)より導入される規制緩和措置】
・屋内施設でのマスク着用義務の解除(物理的に一定の距離をとることが難しい場合には、引き続きマスク着用を奨励する)となるが、公共交通機関、タクシー、空港、病院、高齢者介護施設などでは、引き続き12才以上のみマスク着用が必要になる。
・すべての集会制限、収容制限の解除。
・ワクチン接種証明は病院と高齢者介護施設でのみ必要。
・学校でも集会やキャンプ、イベントが再開される。
・無症状の場合、毎日の迅速抗原検査(RAT検査)、マスク着用などの条件を満たせば、濃厚接触者の7日間隔離が不要。
・西オーストラリア州に到着する旅行者のG2Gパス登録義務が撤廃され、国内線旅行者のワクチン3回接種義務もなくなる。但し、国際線旅行者は引き続きワクチン2回接種証明が必要。
(情報元:西オーストラリア州保健省-4月26日)
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