タスマニアでの第2戦。グローリーにとって一時的なホームゲーム扱いとして、迎え入れたのはMacarthur FC。前節のBrisbane Roar戦に勝利して、中2日の強硬日程で行われたこの試合だったが、背番号8番の太田宏介には27日のタスマニア3戦目のために完全休養が宛がわれた。
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2021 – 22シーズンAリーグ パースグローリー試合結果
Round 12(2022年2月23日)
Perth Glory 0 – 1 Macarthur FC 会場:UTAS Stadium, Launceston
開始9分、グローリーはちょっとしたDFのミスにより失点するも1週間で3試合をこなすためのローテーションは機能していたようだった。前半のスタッツも50%づつのポセッションで、シュートの数も枠内シュートもほぼイーブンの数字だった。
そして迎えた後半、背番号21番のAntonee BURKE-GILROYに代わり、背番号15番のDaniel STURRIDGEがピッチに送り込まれ、クラブ加入後、最長のプレー時間が期待された。これにより、前節同様に前線には背番号9番のBruno FORNAROLIと背番号10番のAndy KEOGH、そしてSTURRIDGEの3選手が配置され、厚みをもった攻撃で、まずは同点弾を狙いにいく。
しかし後半20分、STURRIDGEは捕球の際に股関節を痛め、あえなくピッチを後にする。これにより、戦術に多少のずれが生じたものの、グローリーは相手に決定的なシーンを与えることなく、試合を展開した。
後半30分、Macarthur FCの背番号15番、Aleksandar SUSNJARが遅延行為でこの日、2枚目のイエローカードで退場処分となり、グローリーは数的有利となる。そのアドバンテージを活かした攻撃でMacarthur FC自陣でプレーし続けるグローリー。そして、アディショナルタイム4分の2分が過ぎた時だった。
PAラインから背番号26番のGiordano COLLIがゴール前にクロスを送ろうとしたボールにMacarthur FCの背番号31番のLachlan ROSEが立ちはだかる。主審はROSEによるハンドの判定でPKを宣告。そして、VARにてプレーの再確認が行われた。
ボールは確かにROSEの手に当たっている。しかし、胸の前に折りたたまれた左手に当たっている映像が流れた直後、主審はPKを取り消した。
タスマニアでの2戦目は惜敗。スタジアムで観戦した太田は試合後、「試合は負けましたが、試合内容は悪くなかったと思います。ただ、試合後、ロッカールームでは監督の怒号がいつも以上に飛んでましたが、自分は切り替えて、次の日曜日(27日)の試合のために準備をし続けるだけです」と話していた。
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【試合結果】
Perth Glory 0 – 1 Macarthur FC
(ハーフタイム: 0 – 1)
会場:UTAS Stadium, Launceston
得点:<Macarthur FC> Ulises DAVILA(9分)
<パースグローリーのスターティング・ラインナップ>
背番号33. Liam REDDY(GK)、背番号2. Aaron CALVER、背番号9. Bruno FORNAROLI、背番号10. Andy KEOGH、背番号11番. Nick FITZGERALD(背番号13. Brandon O’NEILLに46分に交代)、背番号14. Jack CLISBY、背番号19番. Callum TIMMINS(背番号18. Daniel STYNESに85分に交代)、背番号21番. Antonee BURKE-GILROY(背番号15番. Daniel STURRIDGEに46分に交代 → 背番号24 .Pacifique NIYONGABIREに65分に交代)、背番号22. Josh RAWLINS、背番号23. Mitch OXBORROW(背番号26番. Giordano COLLIに73分に交代)、背番号29. Darryl LACHMAN
文:今城康雄(いまなりやすお)。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。2005年のAリーグの開幕以来、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとしても、パースグローリーのホームゲームはほぼ全試合、記者席より取材を重ねてきた。2020年よりパースグローリー日本地区担当マネージャー兼通訳を兼務。 |
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