西オーストラリア州のマーク・マガウワン首相は、本日12月23日(木)、午後2時30分に緊急記者会見を行い、市中感染の広がりが懸念される陽性者が確認されたことを発表した。合わせて、その感染者の行動範囲が広く、11日間に渡ってコミュニティで過ごしていたことから、市中への感染の広がりが懸念され、本日午後6時から12月28日(火)午前6時までパース、ピール地方において公共交通機関や屋内公共施設でのマスク着用を義務付けた。また、フェスティバルなどのハイリスクのイベントも中止、ナイトクラブも閉鎖される。
同州首相は「マスクを着用しなければならないクリスマスになり、非常に残念である」とのコメントと共に、ワクチン接種率が1回目は90%、2回目は80%を超えていることから、ロックダウンは行わない方針を伝えた。
陽性が確認されたのは、フランスから来たバックパッカーの25才男性で、クイーンズランド州との州境規制を強化する1時間前の12月12日の夜にパースに入州していた。実際、12月13日の深夜0時01分以降にクイーンズランド州から入州する場合には、ワクチンの2回接種を義務付け、14日間の自主隔離が必要になるとの州境規制を強化していた矢先だった。
この男性は入州後、Perth、Subiaco、Northbridge、Scarborough、Mirrabooka、Joondalup、Girrawheenなどのナイトクラブやレストラン、スーパーマーケット、博物館など行動範囲は広範囲に渡っており、12月19日(日)に体調不良の症状が出始めたとされるが、昨日の12月22日(水)に新型コロナウイルスの検査に行き、本日23日の朝、陽性であることが確認された。
また、この男性はGirrawheen(パース北部)の家で他に4人のハウスメイトと暮らしていたとされ、現在はガールフレンドと共にホテル隔離中。そして、この男性はワクチン未接種であった。まだゲノム検査中で不確実な段階であるが、オミクロン株ではなく、デルタ株の可能性が高いとのこと。
現在、州政府は濃厚接触者の追跡調査を行っており、感染者が訪れた場所を公表し、同場所を同時刻に訪れている可能性があれば、検査を受けるよう呼び掛けている。州政府発表の感染者が利用した場所の詳細リスト(Public exposure sites)は、こちら。
【西オーストラリア州政府発表のパース、ピール地方のマスク着用義務などの規制】
(情報元:Facebook of Mark McGowan /西オーストラリア州首相会見録/西オーストラリア州保健省-12月23日)
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