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【新型コロナウイルス関連】速報!シドニーのボンダイクラスターから飛び火か?パースでも市中感染者確認!



 
西オーストラリア州パースでもついに市中感染者が確認された。「ボンダイクラスター」からの感染拡大の影響と考えられているが、本日27日から3日間のマスク着用義務などが施行された。

6月16日(水)、豪州ニューサウスウェールズ州で新型コロナウイルスの市中感染者1人の確認が発表されると、日を追うごとに感染者数が増え、20日(日)の時点で合計9人。クラスターの場所がボンダイ・エリアと特定されたため「ボンダイクラスター」とメディアで一斉に報じられる。そして、23日(水)には合計31人とますます拡大が広がり、西オーストラリア州政府は同日午前11時よりニューサウスウェールズ州との州境を閉鎖した。

そこで、25日(金)には市中感染者の合計が65人に拡大、とうとうシドニー首都圏の4つの地域で1週間のロックダウンが発表された。翌日には市中感染者の合計は80人となり、新たな陽性者がロックダウンを発表した地域外でも確認されたことから、範囲を広げかつ期間も14日間のロックダウンになった。

そして本日の27日(日)、パースで市中感染者が1人確認されたことを受け、西オーストラリア州政府がその感染者は先週シドニーからパースに入州した女性と発表。デルタ株が蔓延しているシドニーのボンダイクラスターからの飛び火と考えられている。

この50代の女性は、6月15日から6月20日までニューサウスウェールズ州を訪れていた。規則に従い帰宅後に新型コロナウイルス検査を受け、6月21日に陰性結果を受け取ったため日常生活に戻っていたとみられる。その後、昨日6月26日、この女性はシドニーの感染拡大と共に発表された感染接触場所を訪れていたことから、再度検査を受けたところ陽性が確認された。州保健省は、この女性は州の定める規則に従っていたと発表している。

州政府は、感染者が利用した場所の詳細リスト(Public exposure sites)を公表し、同場所を同時刻に訪れた人は新型コロナウイルス検査を受け、自主隔離するよう呼び掛けている。

州政府発表の感染者が利用した場所の詳細リスト(Public exposure sites)は、こちら。随時更新されている。

また、同政府は本日午後12時よりパース都市圏とピール地方にて3日間、マスク着用義務(小学生以下は不要)や2平方メートルの収容制限、集会制限などの規制を敷いた。

現在、西オーストラリア州政府は、ニューサウスウェールズ州との州境を閉鎖しており、州境閉鎖中の免除の適用は、非常に厳しく限定されている。そして、このデルタ株が各州へと市中感染が拡大していることから、西オーストラリア州政府はビクトリア州に加えて、本日午後6時よりクイーンズランド州、ノーザンテリトリー準州、オーストラリア首都特別地域から到着した人も、到着時と11日目に検査を受けると共に14日間の自主隔離が必要と発表した。
 

<午後12時を境に繁華街でもあるNorthbridgeにて行き交う人はすでにマスクを着用していた>
 
(情報元:Facebook of Mark McGowan /西オーストラリア州首相会見録/西オーストラリア州保健省-6月27日)

 
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