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隔離先のブリスベンに戻って再びアウェイロードに突入。42日ぶりの試合結果は?!



 
昨年末の12月23日にブリスベンのホテル検疫を終え、帰州して自宅隔離後、1月2日に練習再開。約2週間後の1月17日には再び検疫先のブリスベンに戻ったグローリーは、19日に42日ぶりの試合に臨んだ。
 

<Aリーグを知る記者の視点 A League Football Journalist’s Point Of View>
Aリーグを知る記者の視点から更に詳しくパースグローリーの選手紹介や試合結果についてお届けする。

 

2021 – 22シーズンAリーグ パースグローリー試合結果
Round 5(2022年1月19日)
Brisbane Roar 1 – 0 Perth Glory 会場:Moreton Daily Stadium

 
昨年の11月26日からアウェイ5連戦が予定されていたが、新型コロナウイルス感染による影響で4、5試合目が延期となった。よって、この日のBrisbane Roar戦は42日ぶりの試合となり、試合が遠のいていたことで戦況に影響することは否めないと予想された。

実際、前半の45分はBrisbane Roarのペースで試合は運ぶ。決定機そのものはなかったが、その都度、シュートのフィニッシュで攻撃を完結していたBrisbane Roarに対して、グローリーの最初のシュートは前半36分までなかった。

後半開始から今シーズン好調を維持している背番号21番のAntonee BURKE-GILROYが投入される。開始早々には背番号8番の太田宏介のシュート。3分後には背番号9番のストライカー、Bruno FORNAROLIがゴール前で粘りながらもシュート。後半9分にはBURKE-GILROYも体制を崩しながらシュートし、どれも枠には飛ばなかったが、試合勘の復調の兆しがうかがえた。そして、後半15分には2選手を同時に入れ替え、4バックから3バックへフォーメーションを変えて攻撃的布陣を取った。

そして、後半23には元イングランド代表で英国プレミアリーグのリバプールで活躍していた背番号15番のDaniel STURRIDGEが開幕戦以来、ピッチに送り込まれ、前半とは打って変わってグローリー優勢で試合は運んだ。

しかし、一瞬のスキでホームチームに女神がほほ笑んだ。

後半32分、Brisbane Roarはファーサイドへ送った右からのCKを中央に折り返し、GKの前で待ち受けた背番号13番のHenry HOREが流し込んだ。交代で入った2分後の得点だったが、HOREは元グローリーのユースチームのキャプテンだった。

グローリーは失点後の約10分間、必死に勝ち点1を奪取するため後方からのビルドアップでゴール前にボールを送るも、期待されたSTURRIDGEのフィニッシュも見ることなく、試合終了のホイッスルを聞くことになった。

Brisbane Roarにとってはシーズン最初の1勝目となったが、グローリーにとっては勝てる試合を逃したようにも見えた。

試合後の電話インタビューで太田の第一声は「湿気が強く、暑さで本当にきつかったです」だった。そして、「最後の10分は今までにないほど体力の消耗を感じた」と話し、「ただ、1ヶ月以上も試合から離れていたので、しょうがなかったと思います。まだまだ遠征は続くので、チームがまとまり、みんなでコンディションを上げていきたいと思います」と今後についても触れた。

 
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【試合結果】
Brisbane Roar 1 – 0 Perth Glory
(ハーフタイム: 0 – 0)
会場:Moreton Daily Stadium
得点:<Brisbane Roar> Henry HORE(77分)

<パースグローリーのスターティング・ラインナップ>
背番号12. Cameron COOK(GK)、背番号2. Aaron CALVER、背番号5. Jonathan ASPROPOTAMITIS、背番号7. Adrian SARDINERO(背番号14. Jack CLISBYに84分に交代)、背番号8. 太田宏介、背番号9. Bruno FORNAROLI(背番号15. Daniel STURRIDGEに68分に交代)、背番号10. Andy KEOGH、背番号13番. Brandon O’NEILL(キャプテン/背番号18. Daniel STYNESに60分に交代)、背番号19. Callum TIMMINS、背番号29. Darryl LACHMAN(背番号23番. Mitch OXBORROWに60分に交代)、背番号38. Ciaran BRAMWELL(背番号21番. Antonee BURKE-GILROYに46分に交代)
 

文:今城康雄(いまなりやすお)。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。2005年のAリーグの開幕以来、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとしても、パースグローリーのホームゲームはほぼ全試合、記者席より取材を重ねてきた。2020年よりパースグローリー日本地区担当マネージャー兼通訳を兼務。

 
 
【参考】
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