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ガイドのJomさん |
ガイド役を務めるJonさんが、出発前にRottnest Islandの成り立ちから説明してくれた。Rottnest
Islandは、19世紀にはアボリジニの流刑島だったそうだ。
アボリジニの囚人(男性のみ)を収容するための土地として開拓されたこの島。囚人達は硬い床に眠り、夏は暑く、冬は寒いという過酷な生活を送っていたそうだ。今でもアボリジニにとってこの島は、決してリゾート地とは考えられていないらしい。
少しずつ移動しながら、島で最初の牢獄であったモール、島に並ぶ建物の話を続けるJonさん。観光客の宿泊施設である数々の建物も、実は囚人達の手によるもの。昔は石灰岩そのままの灰色の建物が立ち並んでいたという。
海岸線に沿ってThe
Pilot Boat Houseに到着。と、ハプニング発生!何と、ガイドさんが中に入る鍵を間違えて持ってきてしまったらしい。仕方なく、外から内側を覗く参加メンバー。オージーのアバウトさを垣間見た気がする・・・。
ツアーはその後、囚人の教育者だったFrancis Armstrongの家、The Quod、Lomas
Cottage、アボリジニの囚人が眠るWadjemup Aboriginal Cemeteryへと続く。
1838年に始まったアボリジニの収容は1903年に終了した。青い空に映える白やオレンジの建物は、悲しい歴史を秘めつつも、今は世界中の旅行者を優しく迎える場所となっている。
「Quokka Walk」 >
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