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ガイドのFlorindaさん |
西オーストラリア州立美術館では、展示される作品ごとに、それぞれの無料ガイドウォーク・ツアーを設けていて、毎月ツアーの内容も変更。毎日すべての展示物に合わせたツアーを催行しているのではなく、曜日によってツアーのスケジュールが組まれている。
この日は、ギャラリー2階に展示されていた「Ngarrgooroon
2001」のガイドウォークに参加。キンバリーのWarmun地域に住む4人のアボリジナル・アーティストが描いた作品が展示されている。壁に並んだ絵画を前に、ガイドのFlorindaさんは、アボリジニの人達が最初は洞穴の壁に絵を描いていたこと、彼等は「文字」という情報伝達手段を持たず、「絵」が彼らの「文字」となっていたことなど、アボリジナル・アートの起源から教えてくれた。
それぞれの作品に込められた意味や使われている画材、土着民族であるアボリジニの人々が描く絵は、各民族によって色や特徴の違いがあるなど、改めてその奥深さに感心させられた。特に、絵に込められた意味には、我々素人が見ただけでは理解できないところも、Florindaさんは分かりやすく説明してくれた。飾られている絵画について説明を
受ける時は、鑑賞しながら黒い長椅子にゆったりと座り、話に耳を傾ける、何とも落ち着いた贅沢な時間を味わえる。物腰 柔らかい語りで、終始穏やかな雰囲気の中、30分のツアーが終了。
気付いてみると、ほとんど同じ場所から動かず、座りながら説明を聞いていた時もあり、カロリー消費は期待できず。
ツアー日程は、ウェブサイトをチェック!(www.artgallery.wa.gov.au/tourtalk.htm)
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