|
ガイドのPaulさん |
入口をくぐってすぐ右手、約2億6000年前から現在に至るまでの大陸の変動マップが、まず迎えてくれた。そこで数字の基礎データを何となく頭に叩き込み、中へと進む。と、いきなりどこからか「ガオーッ」と吠える声が!驚いて見回すと、声の主を発見。そこには恐竜のレプリカがいた。Hackett
Hallの1階にあるフロアには、これら恐竜時代の生き物や、ウォンバットの祖先といった古代動物の展示が行なわれている。ガイドのPaulさん曰く、この恐竜は15分毎に吠える仕組みになっているそうで、私達がツアーに参加している間も、遠くから何度か吠える声が聞こえていた。
原始なる恐竜の咆哮に気分が盛り上がったところで、原住民アボリジニの登場。彼らが暮らしていた洞穴や食材が再現されていて、原始時代の生活を垣間見る。そして奥に進むにつれ、ヨーロッパからの入植者に関する資料など、展示されているものは現代へと近付く。入植者が持ち込んだ動物が原因で絶滅したオーストラリア固有種の剥製等も展示されていて植民地の傷跡が伝わってきた。
|
ウォンバットの祖先の模型 |
Paulさんは少し大げさなアクションで優しく楽しく説明してくれて、『子供に教え慣れているんだろうな』という感じ。至るところにタッチパネルがあって、クイズ形式で知識を深めることができる他、模型に触ったり、引き出しを開けたりと、ケースの中にあるものをただ眺めるだけではなく、実際に
“触れる”ことができる。視覚のみならず、触覚からも脳を刺激するツアーだった。 消費カロリーは今ひとつだったけれど…。
「Historical Buildings Tours」 >
|