|
ガイドのEllenさん |
後日、西オーストラリア州立博物館を再度訪問。この日のツアーは「Historical Building
Tours」。こちらは1981年に博物館として開かれる前からの建築物と、1995年に新しく構築された正面玄関ビルの建築の違いを楽しむツアー。
まずはガラス張りの近代的なデザインが施された正面玄関ビルのフロントデスクに集合し、奥へと進む。Old
Gaolと言う建物の横で説明を始めるEllenさん。「ここは、かつて絞首刑所だったところです」。意外な事実に愕然。博物館は実はかつて“牢獄”であり、そこでは刑の執行もなされていたのである。曇りの天気も手伝って、心なしかその場所に陰が落ちているような・・・。
気を取り直して進路を進め、今度はJubilee
Buildingへと入る。この建物の中には絶滅したといわれているタスマニア・タイガーの剥製など、博物館らしい 雰囲気が漂う。かつてのエントランスは、木材もそのままに保存されていて、歴史が浅いといわれる西オーストラリアだけど、重ねられた年月は十分に伝わってくる。
そして昔は図書館として利用されていたHackett Hallの3階へ。壁には本棚や本のディスプレイが施されていて、当時の名残を感じさせていた。
正面玄関ビルに戻ると、その違いにまるでタイム・スリップをしてしまったような錯覚に陥った。話を聞くだけでなく、展示品に触れることもでき、思ったよりも楽しめる内容だった。
|