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ガイドのAndrew
さん |
Rottnest Islandの全ガイドウォーク・ツアーのスタート地点、ギフトショップ前の小さな柱(棒と言った方が近いかも)に集合。「1696年、島を訪れたオランダ人のWillem
de Vlaminghがクウォッカを“猫ほどの大きさのネズミ”と表現し、彼等がたくさん生息する島ということから、Rotte nest(ネズミの巣)と名付けられました」。当ツアーを担当するAndrewさんから島名の由来が説明され、ツアーは始まった。
まず、集合場所そばにあるショッピングモール内にある床屋さんの棟へ。実は島で最初の牢獄だったそうだ。
続いて砂浜を気分爽快に歩きながら、次のポイント、The Pilot Boat Houseへ。小部屋に入ると、室内はヒヤッと湿った感じがして、真っ暗でかび臭い。かつて囚人を乗せていたボートのレプリカも見ることができた。それなりに大きいが、波が荒れていたら一発で沈んでしまうような作りに時代を感じる。
今は“バッキンガム宮殿”と呼ばれている小さなLomas
Cottageに立ち寄った後、映画「Last Wedding」の舞台ともなったRottnest Chapelを見学。当時は教会としてだけではなく、日中は学校、夜は読書部屋として使われていた。小さな造りだが、白い壁で可愛らしい雰囲気。古い香りがした。
そして最後に、1864−1903年までの約40年間アボリジニの囚人を収容したThe
Quod(牢獄)を訪れる。Andrewさんの口から話された当時の収容環境はちょっと衝撃的だった。
当時と今とで違うRottnest Islandの姿。豊かな自然に囲まれた、その美しさは今も昔も変わらないだろうけど、今回のツアーで、違う側面、歴史を知ることができた。
「Aboriginal Historical Walk」 >
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