Japan
日本
【分布】
オオヒキガエルは1978年に害虫駆除のために移入され、現在は小笠原諸島、石垣島、鳩間島で生息が確認されており、西表島でも単体の発見が相次いでいる。
【被害と対策】 西表島では、コガタノゲンゴロウなど希少な昆虫の被捕食例が報告されている他、国の天然記念物であるイリオモテヤマネコへの影響も懸念されている。鳩間島では、天然記念物のオカヤドカリへの被害も報告されている。政府はこの被害を深刻に受け止め、2005年にオオヒキガエルを特定外来生物種に定め、石垣島における根絶と周辺域の生息密度の低下を目指している。根絶する手法は確立されていないが、鳩間島では柵で繁殖池を囲み繁殖を防ぐことに成功している。その他の島については、オオヒキガエルの侵入を防ぐ監視体制を強化している。
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