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被害を受けている動物たち 日本や世界の事例 コラム
約75年前、海外からオーストラリアに持ち込まれたオオヒキガエル(英名:Cane Toad/ケイン・トード)は、国内の生態系に計り知れない被害を加えてきた。これまでにクイーンズランド州(QLD州)、ノーザン・テリトリー準州(NT準州)、そしてニュー・サウス・ウェールズ州(NSW州)の一部を侵略し、現在西オーストラリア州(WA州)の境界に向かっている。自然大国オーストラリアは、その自然に猛威を振るうオオヒキガエルとの因縁の戦いを終わらせることができるのか?
オオヒキガエルの歴史
オーストラリアにおけるオオヒキガエルの歴史は、1935年ごろQLD州のサトウキビ畑の害虫駆除を目的として、約100匹をハワイから移入したことに始まる。その後約3000匹に増殖したオオヒキガエルがQLD州北部で放されたが、跳躍力に欠けるオオヒキガエルの害虫駆除への貢献は低かった。逆にオオヒキガエルは食べ物を求めサトウキビ畑を出て、一気に生息地を拡大した。
繁殖範囲拡大年表
1935年ごろ QLD州 初めて移入され、野生に放たれる
1945年 QLD州 ブリスベンで確認
1965年ごろ NSW州 バイロン・ベイに移入
1980年 QLD州 バークタウンで確認
1983年 QLD州 ヨーク岬・アイアン山系で確認
1994年 QLD州 ヨーク岬の先端で確認
1995年 NT準州 カーペンタリア湾で確認
2001年 NT準州 カカドゥ国立公園で確認
2003年 NSW州 ヤンバで確認
NSW州 ポート・マッコリーで増殖
  資料提供:The Department of Environment and Conservation / FrogWatch Nth / Australian Museum / Department of the Environment and Heritage / WA Department of Agriculture and Food / NSW Department of Environment and Conservation / Queensland Government / Northern Territory Government

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