昨日の4月23日に西オーストラリア州政府は24日の深夜よりパースとピール地方で26日までの3日間のロックダウン措置を取ることを発令した。そして、迎えたロックダウン1日目のパースや近郊の街の様子を写真でお伝えする。
23日の夜、西オーストラリア州の大手新聞社は「一年以上ぶりの市中感染確認。感染者は報道にあった歯科のスタッフで、Kardinya地域在住の女性」と改めて報じた。
2020年3月以来の市中感染の確認となったパースだが、前回のロックダウンの際は市中感染ではなかったのに発表当日の午後6時からすぐに実施となったが、今回は同日の深夜までロックダウンの実施に猶予があった。
実際、猶予の期間に『Super Rugby AU 2021』に参戦しているラグビーのWestern ForceがHBF Parkで、『National Basketball League』のレギュラーシーズンの試合でPerth WildcatsがRAC Arenaで共に観客を入れて試合を行っていることや、ピール地方よりも以南の観光避暑地へ連休前だったということもあり多くの人が移動した、その流出を防がなくてよかったのか、といった政府への批判が噴出している。
<パース市街地と近郊の様子>
<Beaufort Streetからパースのビル群を望む。パース市街地中心部につながる主要道路には全く車の影はなかった>
<パース市街地の東西を走るWellington Street。車も往来はほとんどなかった>
<パース市街地の地下を走るGraham Farmer Freewayのトンネルの中も交通量はほとんどなかった>
<普段は信号待ちの車が並ぶ交差点(写真奥)も車の影はなかった>
<パース駅正面入り口。人影はほとんどなかった>
<乗り継ぎなどで人の流れができるパース駅のこのスペースにも誰一人いなかった>
<Barrack Street側のパース駅入り口。静まり返っていた>
<パース市街地中心部とNorthbridgeエリアをつなぐYagan Square。人の往来は全くなかった>
<Yagan Squareはバスや電車の駅と直結しているが、公共交通の利用者もいないようだった>
<Northbridgeに位置する州立美術館周辺も閑散としていた>
<パース近郊のビーチ。夏の最後の連休ともなれば普段は多くの人で賑わうビーチだが・・・>
<一日一時間だけのエクササイズが許されているため、人影はまばらにあった>
<パースでは2度目となるマスクの着用義務。見る限り、全ての人が厳守していた>
<パース近郊の公園。週末のこの時間はクラブ単位で練習している子どもたちの姿を見かけるが・・・>
<昨日23日ののロックダウン発令の際にはパニック買いは見られていたが、この日の人影はまばらだった>
<パニック買いで必ずターゲットになるトイレットペーパーも販売個数の制限なく売られていた>
<ハンドサニタイザー(除菌効果のある消毒ジェル)などの除菌用アイテムも十分棚には陳列されていた>
<卵やパスタ、小麦粉や牛乳、パンも品数が薄くなっているようなことはなかった>
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