1月31日（日曜日）、ホテル検疫スタッフ1人の市中感染者が発生、突如ロックダウン宣言を受けて、都市封鎖が始まった西オーストラリア州のパースだが、その後山火事が発生し、パース市街地から30㎞しか離れていない住宅地エリアまで山火事が迫り延焼を続けた。
同時期に州民を襲った「ロックダウン」と「山火事」。規制が残りつつも「ロックダウン」は解除され、消防士たちによる懸命な消火活動と恵みの雨で鎮火した「山火事」について時系列で追う。
1月31日（日曜日）
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【ロックダウン】午後6時からロックダウンが始まるが、発令から約5時間はパニック買いが各所で見られた。
＜パニック買いの買い物客が押し寄せ、各スーパーの棚は空っぽに＞
2月1日（月曜日）
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【ロックダウン】パース中心部はゴーストタウン化した。
【山火事】正午前後にパースから北東に約60㎞の地域で山火事が発生。
＜ロックダウン1日目。いつも大勢の人で賑わうパースの街から人影が消えた＞
2月2日（火曜日）
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【ロックダウン】前日の月曜日、1万6,000人もの人が新型コロナウイルス検査を受けるも市中感染者はゼロ。
【山火事】パースから北東に約30㎞の地域まで山火事が広がり、パースの街には灰が振り、煙が空を覆う。
＜避難勧告が出されたバインズ地区の空の模様。火の手はもう目の前まで伸びていた＞
2月3日（水曜日）
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【ロックダウン】引き続き、市中感染者はゼロ。
【山火事】前日までの東からの風が南からへと変わったため、山火事の警戒地域がバインズ地区から北部のブルスブルック地域に移り変わった。賢明な消火活動が引き続き行われるも、非常に危険な状況が続いた。
＜緊急記者会見を開く消防救急局（Department of Fire and Emergency Services＜DFES＞）のCraig Waters副コミッショナー（写真上）。この日の火災警戒エリアを示す地図（写真下）。水色のエリアは「今すぐではないが今後の警報に注意を傾ける」の注意勧告エリアが、パース中心部すぐ近くまで迫っていた＞
＜パース市街地を流れるスワン川。この日は市内でも風向きが変わり、強風で木も大きく横に揺れ、岸壁に打ち寄せる水が高くしぶきを上げていた＞
2月4日（木曜日）
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【ロックダウン】午後8時40分に緊急記者会見で西オーストラリア州政府は翌日5日のロックダウン解除に前向きな姿勢を示す。
【山火事】この日までに81件の家屋が焼失し、10,400ヘクタール以上、火災の外周は136kmにも延焼が広がったと発表された。ただ、週末は州北部を襲ったサイクロンが熱帯低気圧に変わって雨を降らせる予報となっており、収束へ期待をもたせた。
＜このまま市中感染者が出なければ、予定通りロックダウンを終了するとの発表を行うマーク・マガウワン西豪州首相＞
2月5日（金曜日）
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【ロックダウン】午後6時にロックダウン解除が宣言される。
【山火事】明日の土曜日（6日）の最高気温は22度の予想で、午後から雨。そして、それ以後数日は気温が下がり湿度が高くなることから山火事の収束が更に期待される。
＜パース近郊のショッピングエリアでは、早くも買い物客の数が増えていたところもあった＞
2月6日（土曜日）
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【ロックダウン】マスク着用の義務と4平方メートルの収容制限はあるものの、飲食店は再開し、マスクをしながら入店するも食事の際には取るといった客の姿が多く見られた。
【山火事】パース市内でも正午前後から雨が降り始め、ブッシュファイヤーが起こった地域にとっても恵みの雨となり、一気に火災沈静化に一役買う。
＜スーパーの棚には通常通りにトイレットペーパーやパスタ、野菜やお肉も並んでいる＞
2月7日（日曜日）
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【ロックダウン】金曜日午後6時のロックダウン解除後の週末はどこも買い物客で賑わいを見せた。5日間のロックダウンだったが、その反動からか6日土曜日同様、7日日曜日のショッピングセンターへも多くの人が足を運んでいた。
【山火事】西豪州政府は正式に今回の「Perth Hills」地域で起こったブッシュファイヤーの終息宣言を発表。今回の山火事の被害は86戸の家屋と約11,000ヘクタールもの土地が焼失した。
＜義務化されたマスクを着用する多くの買い物客。「SafeWA」QRコードシステムの使用または記入方式によって連絡先登録も行われている。開店直後のスーパーの店頭にて。ショッピングセンターの駐車場には長い車の列。＞
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