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パースグローリー6年連続下位クラス。もはや打つ手はないのか?!


 
5月23日にAリーグ2025-26シーズンのグランドグランドファイナルが行われ、今シーズンのAリーグは閉幕した。チャンピオンになったのはオークランドFC、そしてパースに拠点を置くパース・グローリーは12チーム中10位だった。新しく迎える2026-27シーズンは2026年10月に開幕する。

<Aリーグを知る記者の視点 A League Football Journalist’s Point Of View>
Aリーグを知る記者の視点から更に詳しくパース・グローリーの選手紹介や試合結果についてお届けする。

 

【パース・グローリー2025-26シーズン】

昨シーズン(2024-25)はリーグ最下位だったパース・グローリー。そのグロ-リーを率いたDavid Zdrilic監督は、新シーズン(2025-26)もそのまま監督として舵を取ったが、開幕2試合(Round 1と2)終了後にクラブから解雇通知を言い渡される。Zdrilic監督の解任後、アシスタントコーチだったAdam Griffithsが暫定監督として指揮を執ることになり、自身3、4試合目(Round 5と6)のアウェイ戦で見事連勝を飾る。そして、ホームに戻ってのRound 7でも勝利して、チームをリーグ5位まで押し上げ、12月16日に正式にGriffithsはグローリーの監督に就任した。試合後の記者会見でのコメントも注目を集めたGriffithsだが、低迷続くグローリーをどこまで押し上げられるか、リーグ後半戦での手腕が期待された。

年が変わり、1月は2勝3敗と何とか持ち堪えるも、その後の2月と3月の2か月間は一勝もできず、チームはRound 21で全12チーム中11位に沈んだ。そして、最後の3戦で2勝を収め最終成績は10位と一つ押し上げるも、今シーズンも最下位争いの一角となった。

2026-27年シーズンは10月に開幕する。既にストーブリーグは開幕しているはずだが、まだクラブから話題になるようなトピックは上がっていない。7月21日に行われたプレシーズンマッチに位置付けられている「Australia Cup」は、格下のNPLチームQueensland Lions FCにPK戦の末敗退している。そして、8月にイタリアからビッククラブを招いて行われたエキシビジョンマッチ「CALCIO ITALIANO」には、マッチメーキングの対象にすらならなかった。7月24日にはクラブのCEOが代わったといった発表があったものの、あと2か月で万年下位集団からの脱却に向けた更なる刷新はあるのだろうか。
 
過去6年間のパース・グローリーの最終順位
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20-21シーズン 12位(最下位から3番目)
21-22シーズン 12位(最下位)
22-23シーズン 9位(最下位から3番目)
23-24シーズン 12位(最下位)
24-25シーズン 13位(最下位)
25-26シーズン 10位(最下位から3番目)
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<2025-26シーズン最終試合の対Brisbane Roar戦。なんとか2-1で勝利を収める>


<プロフェッショナル・プレーヤーとして最後の試合となったJosh Risdon。パースから南に約170㎞の遠隔の地Bunburyからグローリーでプロ選手となり、2018年のロシアW杯に豪州代表選手として出場したパースが生んだレジェンド>


<試合後の記者会見に臨むAdam Griffiths監督。シーズン通して笑顔の会見はあまりなかった>
 

【2025-26シーズンのパースグローリー・クラブ年間表彰式】

2025–26シーズンのAリーグとWリーグにおけるパースグローリーの最も活躍した選手たちに贈られる最優秀選手賞や各賞授賞式が、4月7日にThe Westin Perthで行われた。その式典にて背番号45番のDF、Brian KaltakがAリーグ部門の最優秀選手賞(A-League Most Glorious Player Award)、チームメートが選ぶ年間優秀賞(Men’s Players’ Player of the Year)、ファンが選ぶ年間優秀賞(Members’ Player of the Year)の3冠に輝いた。

また、今シーズンで引退を告げていた背番号19番のJosh Risdonは、スポンサーやファンを前に両親や妻とステージに上がり、プロになる前にBunburyからパースへ練習の際に両親が何度も送り迎えをしてくれたことや、その後プロになった時のこと、また16年もの選手生活を振り返り、家族やクラブへ感謝の意を表した。


<Brian Kaltakは、バヌアツ人初のプロサッカー選手としても知られ、2011年からバヌアツ代表としてもプレーを重ねている>


<Josh Risdonはパース・グローリーにて18歳(2010年)でプロデビューを果たし、翌年にはレギュラーに定着。 2017年にウェスタンシドニー・ワンダーズ、2019年にウェスタン・ユナイテッドへと活躍の場を変えるも、2024年に地元へ戻る。Risdonの142試合出場は、パースグローリーでの最多出場記録となっている(Aリーグのみ)>
 


【文】 今城康雄(いまなりやすお)。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。オーストラリアのサッカープロリーグ、Aリーグの開幕以来(2005年)、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとして、特にパースに拠点を置くパースグローリーの試合は記者席より取材をする。加えて、男女問わずオーストラリア代表戦の取材も重ねてきた。また2020年は、パースグローリー日本地区担当マネージャー兼通訳として太田宏介氏をサポート(関連記事はこちら)。2022年にはWA州のNPLで活躍した今田海斗氏の通訳も行う(関連記事はこちら)。


 

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