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【特別インタビュー】Aリーグ初得点を記録!Western United FCの今井智基選手

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この日は、前節と同じ右のウイングバックでプレーした。アシストも、得点も狙える。スコアボードは3-3の同点。迎えた後半10分、途中交代で入った背番号8番、MFのLachlan Walesからのクロスが背番号6番、ウイングバックの今井智基の足元に。そのボールを冷静にトラップして、右足を降り抜く。ボールは豪快にネットを揺らし、今井にとっては嬉しいAリーグ初得点となった。
 
コロナ禍中で開幕したAリーグの2020-21シーズン。例年より2ヵ月以上も遅いシーズンスタートとなり、試合スケジュールも変則で、ホーム&アウェイの移動効率を考えられた対戦カードとなっている。そんな中、メルボルンに本拠地を置くWestern United FCがパースグローリーと1月20日に対戦。取って取られてのシーソーゲームが繰り広げられたが、Western United FCに所属する日本人選手、今井智基が大活躍を見せる。そして、自身リーグ初得点も記録し、その試合は勝利を収めた。パースグローリー戦後、今井選手との電話インタビューをお届する(インタビュー:1月28日/All images provided by Western United FC)。

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Q:まず、Aリーグでの初得点を取った時のお気持ちは?

今井選手:「シンプルに嬉しかったですね。ただ、こんなことを言うのも、、、、実はあの試合の前に自分が点を取ることができるんじゃないかと予測してたんです(笑)。試合の日の朝に家族と電話で話をしていても、チームメイトと話をしていても『お前、今日は点取るかもなぁ!』と言われていたんです。プロになっても得点はほとんど取っていなかったので、本当に嬉しかったですね。大宮アルディージャの時以来ですからね。反響も大きく、いろいろなところから連絡を頂きました」


<パースグロリーのGK、背番号33番のLiam Reddyが守るゴールマウスを射抜く鋭いシュートは見事にネットを揺らした>
 
Q:その予測には裏付けがあったんですか?

今井選手:「今まで、ディフェンダー3枚のうちの1枚を任されることが多かったんですが、昨シーズンもちょくちょくウイングバックのポジションに入ることがあって、今シーズンの2節でもウイングバックでの出場で、そのポジションでのプレーが慣れてきたということもありますね。それと、練習でもゴールを狙うプレーが増えてきたので、あの結果に結びついたのかもしれません」


<初得点直後、チームメートと喜びを爆発させた今井選手>
 
Q:本職のディフェンダーよりも高い位置のウイングバックでのポジションは自分にとっていかがですか?

今井選手:「もし、これからウイングバックのポジションでプレーすることが増えれば、アシストや得点をもう少し意識することになるかもしれませんね。ただ、このポジションでプレーするということはハードワークが必要になります。それはチームのためにもなるし、そのポジションでプレーすることで自分のコンディションも良くなってきているので、自分には合っているかもしれませんね」
 
Q:初得点の試合はシーソーゲームでしたが、シーズン最初の勝利となりましたね。

今井選手:「改善する点はいっぱいありますが、結果的に勝てたことが嬉しかったですし、継続していきたいと思います」
 
Q:昨シーズン途中からWetern United FCに加入して、Aリーグを主戦場として戦われていますが、AリーグとJリーグの違いをお聞かせ下さい。

今井選手:「オーストラリアの選手は日本の選手よりも体が比較的大きいので、そこでの勝負が必要になるといった印象はありますね。日本人選手は狭いスペースでもボールを動かしたり受けたりする技術は持っていますが、こちらの人は高さだったり強さだったりといったフィジカル面が長けているので、対人の部分がフォーカスされることがあると思います」
 
Q:今井選手の特徴もフィジカルの強さだと思いますが、実際にプレーしていかがですか?

今井選手:「修正しなければならないこともありますが、通用している点もあると実感しています。ただ、自分は外国人選手としてプレーしなければならないので、他のオーストラリア人選手と同じプレーをしていては契約も勝ち取れないし、試合にも出られません。クラブは、自分のそのストロングポイントを評価して契約してくれたので、その期待には応えたいと思っています。クラブやチーム、監督にはいつも助けられ、常に感謝していますね」
 

<フィジカルの強さは自身の長所。オーストラリアでもその長所を活かすプレースタイルでチームに貢献>
 
Q:日本では松本山雅FCでプレーし、昨シーズンにAリーグに移籍されていますが、なぜオーストラリアだったのですか?

今井選手:「もともと海外で挑戦したいという思いはありました。去年の11月で自分は30歳になりましたが、30歳になる前にその海外へのチャレンジを実現したく、チーム探しをしていたらこのWestern United FCとの縁で移籍することができました。それと、以前から英語には興味があり日本でも勉強していましたが、自分には息子が2人いて、将来的には子どもたちにも英語を学ばせたいという思いもあって、オーストラリアへの移籍を決めました」
 
Q:今のコロナ禍中で不自由を感じることはありますか?

今井選手:「昨シーズンはコロナの影響で家族は日本で、リーグが中断しているときは日本に帰り、家族に会うこともできましたが、今シーズンも家族は日本です。子どもたちと会う時はテレビ電話になってしまいますが、子どもの成長は本当に早いので、一緒にいれてやれないことが残念ですね」
 
Q:昨シーズンはご自身のみでしたが、今シーズンは日本人選手が6人もリーグに在籍していますね。何か特別な思いのようなものはございますか?

今井選手:「日本人がいるチームとの対決はシンプルに楽しみでもあります。実は、オーストラリアに来ている日本人はみんな知り合いだったので、彼らは全員僕に連絡をくれました!グローリーの太田宏介選手も連絡をくれました。チームは違いますが同じ街にある他のチームの日本人選手とは食事したり、プライベートでも会ったりしています。日本人選手とは交流もあるし、切磋琢磨してがんばろうといった感じです!」
 

<今シーズン6人の日本人プレーヤーの中でAリーグデビューが最も早く、日本人選手ブームを牽引する今井選手。練習参加から1週間で本契約を勝ち取り、2シーズン目も全試合出場中>
 
Q:最後に、今シーズンの個人、そしてチームの目標をお聞かせください。

今井選手:「個人的にはゴールやアシスト数ではなく、怪我をしないで一年を通して試合に出ることですね。チームとしてはファイナル進出のトップ6に入って、優勝すること。そして、ACLに出場することですね。十分狙えるチームだと思っています。頑張ります!」
 
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気さくにインタビューに応じてくれた今井選手。メルボルン、そしてオーストラリアの地で今季の活躍も目が離せない!
 
 
文:今城康雄(いまなりやすお)。パースの日本語メディア「The Perth Express」の代表兼、編集長。2005年のAリーグの開幕以来、リーグ公認のメディアとなっている「The Perth Express」のジャーナリストとしても、パースグローリーのホームゲームはほぼ全試合、記者席より取材を重ねてきた。2020年よりパースグローリー日本地区担当マネージャー兼任。
 
 
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今井 智基(いまい ともき)

今井 智基(いまい ともき)

生年月日:1990年11月29日
出身:千葉県市川市
ポジション:ディフェンダー(DF)

Jリーグ大宮アルディージャのユースチームから中央大学サッカー部を経て、2013年に大宮アルディージャに入団。2015年には柏レイソルに、そして2018年には松本山雅FCに移籍。そして、2020年2月にWestern United FCと契約し、以後即戦力としてシーズンの残り全試合に出場。新しく迎えた2020-21年シーズンは契約更新を勝ち取り、現在(2021年2月3日)まで4戦フル出場で、3節のパースグローリー戦ではAリーグ初得点を記録する。







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