ここでは、西オーストラリア州政府や在パース主要メディアから発表された新型コロナウイルスについての最新情報をお届けします。紹介の情報と共に、本サイトのトップページの「お知らせ【新型コロナウイルスのパース発最新情報】」には、新型コロナウイルス(COVID-19)の情報がまとめて掲載されています。
▶FIFO労働者にも拡大し検査実施
5月6日(水曜日)、西オーストラリア州政府は、4月最終週に発表された「学校での無症状者への新型コロナウイルス感染検査の実施」に続き、大手マイニング企業のフライ・イン・フライ・アウト(FIFO:Fly In / Fly Out)で仕事に従事している人にも行っていくことを発表した。このプロジェクトでは、約3万回にも及ぶ検査が実施されるとのこと(情報元:西オーストラリア州保健省/5月6日)。
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▶南アフリカから255人のオーストラリア人が帰国
4月29日(水曜日)、南アフリカからのチャーター便がパース空港に到着し、255人のオーストラリア人が搭乗しており、そのうち86人が西オーストラリア州民。乗客はパース空港で健康診断を受け、212人がロットネスト島、残りの乗客はパース市内のパンパシフィックホテルで14日間の検疫隔離期間を過ごす。今後、数日以内にインドからのチャーター便が到着し、約130人のオーストラリア人帰国する予定(情報元:西オーストラリア州保健省/4月29日)。
▶海外から4機のチャーター便が到着予定
4月27日(月曜日)、マーク・マガウワン西オーストラリア州首相は会見し、「新しい症例を記録しなかったことは喜ばしいことだが、今週は海外からのチャーター便がパースに4機到着し、何百人ものオーストラリア人が帰国するので患者が急増することが予想される」と警告した。27日の今日はマレーシアのクアラルンプールから、明日の28日は南アフリカから、その後インドやフランスからのフライトが続く予定。到着後はホテルやロットネスト島で14日間の検疫期間を過ごすことになる(情報元:西豪州首相会見記録/4月27日)。
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▶一部規制緩和によって10人までで可能になったこと
マーク・マガウワン西豪州首相によって4月26日に発表された一部規制緩和によって、今日27日から集会制限が10人まで可能になったが、10人以下の人数制限のもとに以下のことも同時に許可されることになった。ただ、1.5mの社会的距離を保つことは引き続き必要とされる。
・10人まで屋内外で会うことが可能。
・結婚式の定員も10人まで可能。
・不動産のホームオープン、オープンハウス。
・屋外でのグループフィットネスレッスン。
・釣り、セーリング、ピクニック、ハイキング、キャンプなどの人と接触しないアクティビティ。
(情報元:西豪州首相会見記録/4月26日)
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▶インフルエンザ症例数減少
アンディ・ロバートソン西豪州主席医務官は、「これから冬を迎えるオーストラリアにおいて、現時点では社会的距離とインフルエンザの予防接種により、インフルエンザの年間感染者数を低く抑えている。過去最も低いレベルで、国内のインフルエンザの症例数は激減している」と述べている。(情報元:The West Australian/4月26日)
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▶集会の制限一部緩和。10人まで可能に
4月26日(日曜日)、マーク・マガウワン州首相は会見を行い、明日4月27日より屋内外の集会制限が現在の2人から10人に緩和されると発表した。結婚式の定員も10人まで可能になる。引き続きプレイグラウンドやスケートパークは閉鎖され、レストランやカフェなどの飲食店も引き続きテイクアウェイと宅配の営業のみが可能。同首相は、「今回の規制緩和により家族や友人がパンデミックの間でも身近にいられることになり、高齢の親戚を見舞うことにも役立つだろう。規制緩和は専門家のアドバイスに基づいて決定されているが、これからも慎重に緩和を進めていく必要がある」と述べた。また、ロジャー・クック西豪州保健相は「引き続き規則に従い、症状がある場合は検査を受けるように」と述べた(情報元:西豪州首相会見記録/4月26日)。
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▶総額1億5,400万豪ドルの救済策を発表
マーク・マガウワン西オーストラリア州首相は、新型コロナウイルスにて経済的影響を受けた不動産関連の賃借人や家主、また建設関連へ総額1億5,400万豪ドル支給の救済策を発表した。一般住宅の不動産に関して、6か月間の立ち退きの禁止や、6か月間の家賃値上げの禁止に続き、経済的影響を受けた困窮者に2000ドルまでの家賃の助成金が支援される。救済のための申請は5月1日に開始予定。また、商業物件の賃貸や建設業界への救済も同様に詳細が発表されている(情報元:西豪州首相会見記録/4月23日)。
▶クルーズ船「Artania」がようやくフリーマントル港から出航
乗員乗客が新型コロナウイルス感染の兆候を示していたドイツのクルーズ船「Artania」が救助を求め、フリーマントル港に寄港し、約3週間停泊していたが、本日18日の午後ようやく出航した。3月27日に寄港したこの「Artania」には、800人の乗客と500人の乗員が乗っており、新型コロナウイルスの感染症状のある乗員乗客の検査を重ね、停泊中に合計81人が陽性のため病院に搬送され、3人がパースの病院で死亡した。ほとんどの乗客は寄港後すぐにドイツのチャーター機で帰国したが、体調不良を訴え残された人が船内にて検疫のため留まっていた。(情報元:ABC News/4月18日)
▶イースター連休中の西豪州での違反罰金は3件のみ
マーク・マガウワン西豪州首相は、「イースターホリデーの連休中に社会的距離違反での罰金は3件だけだった」と発表し、新型コロナウイルスのパンデミックに際し西オーストラリア州民の正しい行いに感謝の意を述べた。他州では、ニューサウスウェールズ州で移動の指示を無視した人やパーティーを開いた人など$1,000の罰金が111件、5人が起訴された。ビクトリア州では、プライベートな集まり、ラグビーやサッカーをしに集まった人など433件に罰金が科された(情報元:西豪州首相会見記録、ABC News/4月14日)。
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▶猛暑日の中、ビーチでの社会的距離も良好
4月11日(土曜日)、イースターの連休中の西オーストラリア・パース、気温は39.5度と4月の最高気温としては1910年4月9日以来110年ぶりに記録を更新した。この暑さで各ビーチは多くの人たちで賑わい社会的距離が心配されていたが、警察官や警察のドローンが見回りを続ける中、州警察当局の発表ではビーチでの社会的距離はよく保たれており、「みんなルールによく従っていた、引き続き外出は自粛し社会的距離に気をつけるように」と呼び掛けた(情報元:西豪州警察当局発表/4月11日)。
▶イースターは猛暑日予想、ビーチの社会的距離注意
今年は記録的な残暑が続いている中、イースターの4月10日(金)のグッドフライデーは36度、翌11日(土)は37度の暑さが予想されており、ビーチでの社会的距離が心配されている。西豪州警察当局は、このイースターホリデーの外出は自粛するよう呼び掛けているが、社会的距離を保ちながらの外でのエクササイズは認めており、現在のところビーチに出かけることも犯罪ではないが、社会的距離を十分に保つ必要があると警告している。警察当局のドローンも見張り、違反した場合は罰金$1000が科せられる。(情報元:西豪州警察当局発表/4月8日)。
▶新型コロナウイルス感染検査拡大
西オーストラリア州保健省は、明日4月9日(木曜日)より、新型コロナウイルス検査の基準が拡張され、38度以上の発熱や呼吸器症状などがある人なら誰でも検査を受けることが可能になると発表した(情報元:西オーストラリア州保健省/4月8日)。
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▶大手スーパー入店の人数制限措置
毎年多くの買い物客で賑わうイースターホリデーを前に、スーパーマーケット大手のColes、Woolworths、Aldiなどでは入店の際に人数制限を設けている。店内の人数が制限数に達した場合は、店舗の外で社会的距離を保ちながら並ばせ、入店させるといった措置を取る(情報元:ABC News/4月6日)。
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▶イースターの外出自粛を呼びかけ
西豪州政府は、今週始まるイースターホリデーの連休中も引き続き外出は控え自宅待機を要請している。「イースターバニーは来てくれるの」?と心配している子どもたちにマーク・マガウワン西オーストラリア州首相から心温まるビデオレターも届けられている。twitter.com/MarkMcGowanMP/status/1245933107615649793
(情報元:西豪州首相会見記録/4月3日)。
▶「今夜は州境を閉鎖する歴史的な日」
西オーストラリアのマーク・マガウワン州首相は「戦いはまだ始めたばかり、これはスプリントではなくマラソンです。この戦いの最大の武器はあなた自身です。引き続き社会的距離と衛生管理を徹底し、自主隔離を続ける必要があります。そして、今日は西オーストラリア州にとって歴史的な日となります。オーストラリアの歴史上、初めて州境を閉鎖します。新型コロナウイルスの蔓延を最小限に抑えるための措置であることを理解頂けると確信しています」と引き続き州民の協力を呼び掛けた(情報元:西豪州首相会見記録/4月5日)。
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▶西オーストラリア州境閉鎖へ
西オーストラリア州政府は、4月5日(日曜日)深夜より州境を閉鎖すると発表した。現在は、他州から入った場合14日間の自主隔離措置を行っているが、より厳しい防御策を講じることになる。西オーストラリア州民も免除にはならないので、帰州を考えている場合は速やかに戻るように伝えている。州境閉鎖中の免除の適用は、非常に厳しく医療従事や輸送貨物、司法関係などに限定される(情報元:西豪州首相会見記録/4月2日)。
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▶新型コロナウイルス感染検査が更に可能に
西オーストラリア州では、4月2日(木曜日)から新型コロナウイルス感染検査が更に可能になることが発表された。新しい検査可能な条件は、海外渡航または濃厚接触していない場合でも、38度以上の発熱、咳、咽頭痛、息切れなどの症状がある人。医療従事者や警察官などのハイリスク従事者は、上記いずれかの症状が1つでもあれば優先的に検査が可能。変更前は、海外または他州からの渡航者、クルーズ船旅行者、高齢者施設、寄宿学校、先住民コミュニティなどに限られていた。試験体制の拡大によって、より多くのデータを収集し、州内の新型コロナウイルスの感染がいつどこで発生しているかを更に特定することができ、検査、追跡、隔離を徹底していきたいと州保健省大臣は話している(情報元:西オーストラリア州保健省/4月1日)。
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▶西豪州保健省大臣が引き続き万全の対策を呼びかける
3月31日は、西オーストラリア州の新たな感染者数が9人にとどまったことを受け、西オーストラリア州保健省大臣は、ここ数日間新たな感染者数は減少傾向にあるが引き続き警戒を続け、社会的距離や手洗いなどの衛生に努め、政府の指示に従うよう強く要請した(情報元:西オーストラリア州保健省/3月31日)。
▶西オーストラリア州の州境をさらに厳しく取り締まる
西オーストラリア州において他州から入境した場合、現在、14日間の検疫を行っているが、他州での新型コロナウイルス感染増加に伴い、必要不可欠な場合を除き他州からの入境は禁止することを西オーストラリア州マーク・マガウワン首相発表した(情報元:豪州首相会見記録/3月30日)。
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▶自宅待機、集会制限違反は罰金$1,000
西オーストラリア州政府は、先の豪首相の新型コロナウイルスに関する追加措置に伴い、200人以上の警察官を配置し、取り締まりを強化すると発表した。個人向けの罰金は$1,000、ビジネス向けの罰金は$5,000が科せられる。西豪州警察当局は、サイレンとフラッシュライト付きのドローンで社会的距離違反を見張る予定とのこと(情報元:西豪州首相会見記録/3月29日)。
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▶4月1日より西オーストラリア州内の移動制限
西オーストラリア州のパース郊外地域の感染者数が増加していることに伴い、4月1日(水曜日)0時より西オーストラリア州内の9つの地域の境界線を出て移動することを制限すると西オーストラリア州政府より発表された。やむを得ない事情がある場合は免除されるが、違反者には最大5万ドルの罰金が科せられる(情報元:西豪州首相会見記録/3月27日)。
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▶自己隔離違反で61才男性が起訴
西オーストラリア州のカーラエル(Carlisle)に住む61才の男性が、3月19日にインドネシアから帰国後、4月2日までの自主隔離期間中にビーチに出かけたとして起訴された。自主隔離違反への罰則は12ヶ月の懲役または最大5万豪ドルの罰金が科せられる(情報元:西オーストラリア州警察/3月27日)。
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▶クルーズ船の乗客、西オーストラリア州のロットネスト島で検疫
クルーズ船が西オーストラリア州のフリーマントル(Fremantle)に入港している問題で、西オーストラリア州政府はクルーズ船乗客からの新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため厳しい規制を行っているが、3月26日(木曜日)の夜、クルーズ船「ARTANIA」から重篤な病人が発生したという緊急要請を受け、急遽入港を許可して救急搬送を行い、残りの乗客約800人はドイツのチャーター機で帰国することになった。また、クルーズ船「Vasco da Gama」は、3月27日(金曜日)夕方、フリーマントルに入港し、約800人のオーストラリア人の乗客を検疫場となるロットネスト島にて14日間の隔離を行う予定(情報元:西豪州首相会見記録/3月27日)。
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▶︎西オーストラリア州公立校生徒の自宅での自主隔離を要請
西オーストラリア州首相ならびに教育省大臣は、新型コロナウイルス感染の増加を受け、公立小・中高学校の生徒たちは可能な限り、自宅での自主隔離をするよう要請した。3月30日(月曜日)~4月3日(金曜日)までは通常授業を行うが、自宅での自主隔離が可能であれば自宅での自主隔離を勧めている。また、4月6日(月曜日)~4月9日(木曜日)は通常授業は行われないが、例えば両親が医療事業など必要不可欠な仕事に従事している場合、その子どもは自宅での自主隔離が不可能なため、そのようなケースは登校させることができると説明した(情報元:西豪州首相会見記録/3月26日)。
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▶西オーストラリア州のアルコール購入規制
西オーストラリア州の近・郊外でも発生している買い占めの対応策として、西オーストラリア州政府はリカーショップ(酒屋)でのアルコールの購入規制を発表した。1カートンのビールや1カートンのサイダーなど、ワイン(3本まで)、1リットルのスピリッツなどの中から最大2つまでの組み合わせでの購入制限を課すとした(情報元:西豪州首相会見記録/3月25日)。
▶ANA「成田―パース」間直行便を一時運休
新型コロナウイルスの影響に伴い、3月29日(日曜日)から4月24日(金曜日)までの間、3月30日発着の便を除き、「成田―パース」間の全便を一時運休すると発表した。今月17日の発表では、「成田―パース」間便をこの期間、週3便に変更すると発表していた。(情報元:全日本空輸発表/3月24日)。
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▶西オーストラリア州、イースターホリデーの旅行自粛要請
西オーストラリアのマーク・マガウワン州首相は感染者急増を受け、イースターホリデー(4月10日~13日)の旅行自粛の要請を発表した。州境を閉鎖し他州への旅行は厳しくなっているが、州内の不要不急の旅行、特にマーガレットリバー方面などのサウスウエストへの旅行も自粛するように要請している。また同州警察当局は、今後政府が要請している社会的距離や自己隔離などが守られない場合、市や町の閉鎖や厳しい取り締まりも辞さない考えを発表した(情報元:西豪州首相会見記録/3月24日)。
▶西オーストラリア州の州境閉鎖、入州制限
3月24日(火曜日)、13時30分より西オーストラリア州境が閉鎖される。州外から到着する場合、14日間の検疫、自主隔離が必要となる。新型コロナウイルスの感染者が急増した場合の対応措置準備として、ロットネスト島を検疫場所として使用する準備を行うことも発表された。また、必要不可欠ではない国内旅行の自粛を呼びかけている(情報元:西豪州首相会見記録/3月22日)。
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▶違反の場合は5万豪ドルの罰金
3月15日に西オーストラリア州政府は、西オーストラリア州全土に非常事態および公衆衛生非常事態を宣言した。先のスコット・モリソン豪州首相の“渡航者全てに対して14日間の自主隔離措置”を求める発表に際して、違反の場合は西オーストラリア州法令に基づき5万豪ドル以下の罰金を課すおそれがあると発表した。この非常事態宣言は、警察および公衆衛生当局へ上記禁止措置を確保するための必要な権限を付与するもの。また、不必要な500人以上の集会(学校や公共交通機関は除く)も禁止とした(情報元:西オーストラリア州の保健省/3月15日)。
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▶スポーツにも大きく影響
パースに本拠地を置くサッカークラブ・パースグローリーは、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)の蔚山現代(ウルサンヒュンダイ)とのホームとアウェイの両試合が延期。パースグローリー・ユースチームも日本の福岡で3月中旬に開催予定だった大会に招待されていたが、クラブは日本への渡航を取りやめた(情報元:Perth Glory/3月9日)。
▶学生旅行の海外渡航禁止
他州より先だって西オーストラリア州政府は3月3日、スクールプロジェクトによる海外渡航の禁止を正式に発表した。少しでもウィルス拡大を阻止するためのものとなっている(情報元:7NEWS/3月3日)。
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▶オーストラリアでの最初の感染死亡者はパース人
日本に停泊したクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」の乗客の一人でもあったが78歳の男性。停泊中は感染が確認されずにオーストラリア政府のチャーター便で帰国。ダーウィンで隔離されていたが、その後、陽性で感染が確認されてパースの病院へ運ばれたが、3月1日に亡くなった。3月4日現在では、一緒にクルーズ船に乗船していた妻も感染が確認され、病院で治療中。(情報元:AAP/3月1日)
▶買い占め発生で品薄状態
パースのスーパーでもトイレットペーパーやパスタ、缶詰などの備蓄品が置いてある棚に商品が並ばず、品薄となっている。この状況を鑑みて、西オーストラリア州政府は州民に冷静な行動を、と呼びかけている(情報元:7NEWS/2月29日)。
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