＜Photos: Mark McGowan Facebook＞
 
西豪州では3月3日に州・国境が再開することになりますが、そのターニングポイントを目前にパースの医療現場、そして各家庭で準備が行われています。日本語で診察ができる日本語医療センターのマネージャー、千綿真美さんからCOVID-19拡大防止に関する最新情報をお届けします。

 
今回は、2点の最新情報となります。1つ目が医療現場となるGP（General Practitioner／一般開業医）での受診方法についてです。

千綿さん 「2月24日のパースの新たなコロナウイルス市中感染者は610人、そして翌日の25日には1,039人へと急増し、過去最多を記録しました。これらの事例を鑑み、同日25日からパース市内や郊外の一部のGPで受診方法が制限されることになりました。

当センターの日本語医療センター／パースメディカルセンターでも同様で、対面診察においてはコロナワクチンの接種を最低2回完了している方のみとなり、診察に同伴される方にも適用されます（18歳以上のみ）。来院時にはワクチン接種証明が必要となります。但し、ワクチン未接種の方でも電話診療は可能ですので、まずはお電話で相談下さい」

 
そして、2つ目は迅速抗原検査（RAT検査）キットについてです。

千綿さん 「2月27日に西豪州政府は、州内の100万を超える世帯に無料で5個（各家庭）のRAT検査キットの配布を発表しました。受け取り方法は、オンライン登録（オンライン登録はこのリンクから）して自宅の住所に送ってもらう、またはパース空港のドライブスルーの受け取り場所に受取りに行くこととなります。まずは州の郊外、遠隔地域への配布が優先とされていますが、パース都市部への配達は3月14日から開始予定となっています。

また、オンライン登録ができない人は、13 COVID（tel:13 26843）に連絡してサポートを受けることができます。西豪州政府は3月3日に州・国境を開くにあたり、今回のキット配布は感染拡大に備えるための重要な準備であるとしていますが、陽性の結果が出た場合は豪州保健省にオンライン登録することが義務付けています」

 
以上、西豪州の州・国境再開に向けて、パースの医療現場と各家庭におけるCOVID-19に関する最新情報をお届けしました。

 
【関連情報】
Australian Government Department of Health（オーストラリア保健省）のCOVID-19ワクチンについて（https://www.health.gov.au/node/18257）

Government of Western Australia（西オーストラリア州政府）のCOVID-19ワクチン接種について（https://www.wa.gov.au/organisation/covid-communications/covid-19-coronavirus-vaccines）と（https://rollup.wa.gov.au）

 
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