隊長「和食サバイバル隊には、“掟”があるのじゃ」
モヤシ 「おきて?」
隊長「そうじゃ。訓練の前にこの訓示をよーく読んでおくのじゃぞ、頭を使え!」
① マニュアルにこだわるな!
鍋の大きさや季節によって、水の量・火加減・調理時間はマチマチじゃ。何度も試しているウチに、己のベストポイントを見いだすことができるのじゃ。うまい料理は鍛錬の賜なのじゃ。
②
計量カップなんぞいらん!
家にあるコップにどれくらいの分量が入るのか、調べておくと便利じゃ。調べ方がわからなかったら、ペットボトルでも何でも分量が表示してあるものを使えば量れるのじゃ。ワシのレシピは、代々、比率で伝え継がれておるから、作りたい分だけ倍にすればよいのじゃ。
③ 金ばっかりつぎこむな!
しょう油さえあれば和食の味は何でも作れるというじゃろ。ちょっと分量を変えればいろいろな味が作り出せるのじゃ。マルチカルチャーなパースでは、いろいろな国の材料を和風料理として使うのも面白いぞ。アジアン・グロッサリーは和食素材の宝庫じゃ。
モヤシ
「隊長、こんなに頭を使ったら、ボクの脳味噌溶けてなくなっちゃいそうですう…」
隊長 「なくなったら、味噌でもつめとけばよいのじゃ。頭を使えぇぇぇっ!」
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