車が通るたびに、ヘッドライトの向こうには様々な情景が映し出される。「絵」になる情景だ。だが、カメラにはその「美しさ」をとらえることはできない。この目の前の状況をどのようにして伝えようか。
 いわゆる先進諸国の人々が見れば、彼らの状況は、単なる貧しい人々の姿として映るだろう。だが、彼らを目の前にして思うのは、精一杯生きている美しさだ。貧富の差が激しいこの国でそのようにしか生きる道の無い人々にとって、選択枝の無い彼らにとって、そのように生きていくいく「美しさ」がある。
 ゴミ溜のように汚れた道路の隅で若い男女が抱き合っている。


このようにして生き、子どもを作り、老い、生をまっとうしていくのだろう。生活すること、イコール生きることなのだ。
 彼らが少しでもよりよい生活ができるように手助けできるなら…。それが、一記録者として部外から入った者の願いである」

   


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