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[第8節] サッカー選手とメディア

石田 「第3者にダイレクトに伝えることは難しいと思う。でも、俺が言ったことを新聞なら新聞、ラジオならラジオが出来る限り100%に近いかたちで伝えてほしい。橋渡し的な存在でいてほしいと望んでいる。例えば、自分の記事を読みたい人がいた場合、その人達には俺のことがちゃんと伝わってほしい。メディアも伝えるべきだと思う」

— ありのままを本人に代わり、第2者が第3者に伝えることは非常に難しいことである。例えば、聞いた話を鏡のように物理的に反射して映像にする、記事にすることは、聞き手(第2者)のフィルターを通すといった作業を仲介する限り、厳密に言うならば不可能に近いのかもしれない。

石田 「普通に表現しても面白くないことぐらい分かる。だから、婉曲した形で表現してしまうのも、理解できる」

— メディア側の倫理観が問われる。メディアというものがどれほどの影響力を持っているか認識できているなら、婉曲の方法や仕方はまさに常識の範囲で対応できるはずだ。