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[第3節] 準備とパフォーマンス

体を資本とするプロのアスリートにとって体調の管理は仕事の一部であり、その管理次第では選手生命にまで影響は及ぼす。石田にとってそのことは論ずるまでもないが、怠惰な一面を持つ人間にとって、むしろサディステックな領域まで足を踏み入れなければならないのが、プロの世界なのである。

「サッカー選手として何十年もできるわけではないし、身体だけには気を遣っています。基本的に食べ物の好き嫌いはないですし、何でも食べます。消化のためには、夜9時以降は、極力食べないようにして、もし口にしたとしても、肉類は絶対食べません。ジャンクフードも食べませんし、炭酸のジュースもほとんど飲まない。市販されているスポーツドリンクは甘すぎるので、素を買ってきて、自分で作って飲みます。水は、どんな時でもミネラルウォーターしか口にしませんね」

そして、ベストな体調とモチベーションを高く持ち続けることは、切っても切れない関係である。