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[第3節] 準備とパフォーマンス

そのトレーニングについては、7月3日、アメリカG1のアメリカンオークスを日本馬で初めて制したジョッキー、福永祐一騎手も受けたことがあると、ある書籍で読んだ。福永祐一騎手といえば、レース中の落馬事故で身体を不自由にした父「天才ジョッキー」の福永洋一の息子としても有名だが、本人も1999年に落馬し、重症を負っている。その落馬後の治療を兼ね、同トレーニングを受けた息子、祐一騎手の偉業が、石田のトレーニング話を更に強く印象付けた。

「主にトレーニングの内容は、筋肉や関節の可動範囲を広くするためのもので、また乳酸などの疲労物質をいかに速く除去できるかといったものでした。帰国後は、早速そのトレーニングを利用し、練習後の硬直した筋肉を和らげ、疲れが溜まらないように努めています。練習して、身体を使うことにいくら慣れているとはいえ、身体は正直なので、ケアしていかないと疲れは身体の中に蓄積されます」