Japan Australia Information Link Media パースエクスプレス

[第3節] 準備とパフォーマンス

実際、そのトレーニングは毎日、欠かさず行われている。当然そのトレーニングは、石田個人が自分の時間を使って行うわけだが、身体をケアすることへの執着はまさにプロ魂の表れである。

「シーズン前の準備は、とにかく身体を作ることですね。毎日のスタイルを持続し、積み重ねを大切にする。そもそも練習でできないことは、試合でもできません。最高の準備ができないということは、最高のパフォーマンスもできないということです。これは、絶対でしょうね。スポーツの世界だけではなく、全てに共通することだと思います。『準備に勝てれば試合でも勝てる』と言っても過言ではないでしょう」

しかし、プロフェッショナルな選手とはいえ、どんな選手でも練習できる時間は限られる。石田にも同じことが言える。 「1日の中で練習時間は限られています。だからこそ、その限られた時間内は力を抜かず、練習する。世界どこでも、プロのサッカーチームの練習時間はそう変わらない。だからこそ、集中力を切らさず、練習する。もし手を抜けば、その分がすぐに差となります。オーストラリア国内だけではなく、もし世界を見た時、レベルの違いを考慮するとその差はかなりのものになってしまいます。『本当にプロでサッカーがやりたい』と思っているのなら、必然的にそう考えるはずです。『Take it easy』でやっていれば、それはそこまでの選手で、プレーにも反映してきます」