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[[第3節] 準備とパフォーマンス

確かにオーストラリア人選手の中に入れば、石田は小柄な方である。しかし、その体を自分の武器として勝負してきた。

「オーストラリア人選手とパワー勝負をしたら負けるのは分かっています。タックルされた時にバランスを崩さない程度のパワーがあれば十分でしょう。自分にとって“ボディバランス”“体の使い方”“速さ”の3つが最も大切で、その中でも速さ、特に“一瞬の速さ”がこれからの課題となってきます。また、体の使い方は16〜18歳の時、ブラジルで学びました。実際、テレビでブラジルの選手を観たことがあると思いますが、彼らはヨーロッパの選手に比べ、決して強靭な、ガッチリした体を持っていない。でも、世界のトップレベルでプレーできるということは、体の使い方が上手いということだと思います。正直、オーストラリアの選手達はまだまだでしょう。もし、上手な体の使い方を身に付ければ、あのレアルマドリードのジダンのように、体も大きいのに使い方も上手な選手となれるでしょうね」