前号まで3回連続してお届けしました「屋外でのエクササイズ」は、いかがだったでしょうか?今回からは屋内にもどし、屋内でもロケーション別のエクササイズを紹介します。第一弾は、キッチンでのエクササイズです。
日本のキッチンよりオーストラリアのキッチンの方が、比較的ゆったりとしたスペースがある中、そのオーストラリアのキッチンで手軽にエクササイズを行ってみて下さい!
プッシュアップ
♦エクササイズの目安 :15回×2セット
肩幅に足を広げ、キッチンの流し台や食卓のテーブルに手をかけ、体を傾けて腕立て伏せ(プッシュアップ)を行います。上半身のエクササイズとなります。
〈ポイント〉
肘を体の近くにキープして行うと、より二の腕に効果があります。
〈注意〉
体を反り過ぎると腰痛の原因になります。
レッグレイズ
♦エクササイズの目安 :ドロップ&キャッチ 各5回づつ×2セット
片手はキッチンの流し台や食卓のテーブルにかけ、もう一方の手でキッチンタオルを持ちます。バランスをとりながらタオルを持っている側の足を前方に上げ、足の甲を目掛けてタオルを落とします(ドロップ)。そして、落としたタオルが載っている足を地面に付けずに再度上げて、タオルを取ります(キャッチ)。下半身のエクササイズとなりますが、甲からタオルが落ちないようにある程度の高さまで足を上げ下げしましょう。
〈ポイント〉
床についている足は曲げず、上げる足は軽く曲げて行ってください。
〈注意〉
勢いだけで行うとバランスを崩したり、腰を痛めたりする可能性があります。
バランスランジ
♦エクササイズの目安 :各10回×2セット
片手に水を入れたコップを持ち、空いた手はキッチンの流し台や食卓のテーブルに添えます。足は前後に開いて、両膝が90度まで曲がるように腰を落としながらスクワットをします。コップの水がこぼれないように上下運動を行いましょう。下半身のエクササイズとなります。
〈ポイント〉
バランスの強度を高めるためコップに入れる水の量を増やし、挑戦してみましょう。
〈注意〉
足元が滑りにくくないことを確認して行いましょう。
【前島イズム(1)】
〈今月のヒント〉
エクササイズの場所って重要?
スポーツウェアを購入して毎日ジムに通う方もいれば、いろんな運動器具を購入して自宅でエクササイズを行う方もいるでしょう。人それぞれ、エクササイズの場所によってモチベーションの維持も異なるはずですが、オーストラリアは日本の家屋に比べ基本的にどのスペースも広く取られているので、どこでもエクササイズをすることことができるのは魅力的です。「いつでも、どこでも」を合言葉に、手軽なエクササイズを習慣づけるよう心がけましょう。
【前島イズム(2)】
〈今月の出来事〉
体操競技の西豪州大会
「3月4日と18日に体操競技の全豪選手権の予選会となる「西豪州大会(Men’s Artistic Gymnastics Qualification Competition)」が行われました。競技には年齢別とオープンの2つのレベルがあり、年齢別のレベルでは規定演技を行い、オープンのレベルでは各選手がコーチと相談しながら独自の構成で演技を行います。今回、自分の指導している選手9人がその大会に出場し、中には昨年末にケガの回復のため手術を受けた選手もいて、その選手にとっては今回が復帰戦となりました。オープンレベルで参加したその選手の結果は、1回目の演技で得意種目だったにも関わらずまさかの落選でしたが、演技の構成を変更し、2回目の予選会では見事通過することができました。毎日のリハビリや練習の中での細かいことの積み重ねの成果が今回の結果につながったと思います。他の選手もその選手を見習い、試合前だけではなく、小さなことをコツコツと日々努力してもらいたいと思いました」
▼このコーナーでは読者の皆さんからのエクササイズに関する疑問や質問をお待ちしています。
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