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特集:くらし

パースの街並み 全18スポット ―CATバスで巡る―

 


月刊誌『パースエクスプレス』では毎月特集を企画し、紹介しています。ここでは、パースエクスプレス・マガジン2018年3月号特集で掲載した『オーストラリア・パースインフォメーションマップ「EXPRESS」Vol.39発行記念特集 パースの街並み 全18スポット ―CATバスで巡る― Perth Cityscapes by CAT Bus』についてお届けします。


 
当特集では、「The Perth Express」が年に2回発行している無料の「オーストラリア パース インフォメーション マップ『EXPRESS』」のVol.39発刊(2018年3月1日)を記念して、CATバスで巡る『パースの街並み全18スポット』を紹介します。厳選の18スポットをぜひ、当マップにも掲載している「パース市内の無料バス」、通称“CAT(キャット)バス”を使って、巡ってみはいかがでしょうか。今まで知らなかった新しいパースの街並みと出会うことになるでしょう!

 

 
 

パースの街並み 全18スポットを紹介するその前に

オーストラリア・パースインフォメーションマップ「EXPRESS」について

入手方法

①パース各所にて本誌を手に取れる所にも同じく配布しています。
②マップ『EXPRESS』紹介ページ(https://theperthexpress.com.au/info-map/)からもダウンロードできます。

 

利用方法

持ってて安心、便利な一冊のマップ『EXPRESS』は、1999年3月に創刊号を発刊し今年で丸19年を迎え、3月1日には39冊目を発刊しました。

このマップ『EXPRESS』は、地図だけではなく情報も満載で、この一冊で西オーストラリアやパースのことが全てわかってしまうほどの情報が集約されています。

観光で訪れた方はもちろん、既にパースに長く住まわれている方でも新しい情報を得ることができる一冊です。是非、お手にとってみて下さい!

 

大好評・凄いこの一冊 !

その1:全部で6つの地図が収録!パースの市街地から西豪州までと広範囲を網羅!
その2:パースの基本情報から滞在・生活情報、そして観光主要スポットまで紹介!
その3:美味しいレストランや探していたお店、行きたかった観光スポットが見つかる!
その4:今号特集でも紹介したパースとFremantleのCATバス全線の順路や時刻表を掲載!
 

▼パースのインフォメーションマップ「EXPRESS」を見る

 
 

無料バス“CATバス”とは ?

 

 
1996年9月に運行を開始したパース市内の無料バス。The Perth Central Area Transit Systemの『Central Area Transit』の頭文字を取って「CAT」、通称“CAT(キャット)バス”と呼ばれている。

現在、パース市内ではRed(レッド)、Blue(ブルー)、Yellow(イエロー)、Green(グリーン)の4路線が運行されている。

Red CAT
Blue CATと同時に1996年9月よりパース市内の運行を始めた。Red CATはパースの東西を走り、それぞれのCATで使われている色でバス停も統一されているので、迷うことなく乗降車できる。


Blue CAT
1973年から提供されていたサービス「City Clipper」に代わり、Red CATと共に運行を始めたBlue CAT。パース市街地の南北を網羅しているBlue CATも然り、運賃は無料でどこから乗っても、どこで下りても自由。


Yellow CAT
パース市街地から東西を巡回するYellow CATは、Red CATとBlue CATが運行を開始した後、2002年からサービスが始まった。当時、新興住宅地のEast Perthエリアへの重要な脚として利用され、今に至る。


Green CAT
2013年に運行開始した後発のCAT。元々はインフラ整備が進むパース市街地の電車との乗り継ぎ混雑を緩和させるための増線としてサービスが開始した。よって、パース市内からLeedervilleの駅まで直結している。

また、FremantleやJoondalupでも“CATバス”が運行されている。

 


 

それではパースの街並みを紹介していきたいと思います。

今回の厳選18スポットは、パース市街地の「北東」「中央・南」「北西」「南西」の4つのエリアに分け、それぞれで見ることができるパースの街並みを最寄りのCAT バス・バス停とともに紹介します。
 

パース市街地の北東エリア

 
スポーツ観戦が行われているスタジアムも複数あり、またスワン川沿いで散歩やジョギングを楽しむ人の姿を多く見ることができる。新興の住宅地もあり、パース市街地の一角だが豊かなライフスタイルを実現できるエリア。
 

Yellow CAT バス停 4 →バス停の場所を確認する

Royal Square


 

パース市内でも他の地区に比べてEast Perthの一角は新興住宅エリアとなっており、Royal Street周辺もそれにあたる。そのRoyal Street沿いのこのバス停から徒歩圏内には、きれいに植えられた街路樹とともに隠れ家的レストランやカフェがある。
 
<動画>

 
 

Yellow CAT バス停 5 →バス停の場所を確認する

Victoria Gardens

パース近郊では比較的新しい公園、Victoria Gardensへの最寄のバス停。公園にはBBQやガゼボなどの施設が整備され、ウェディングの撮影にも利用されている。公園の先にはスタイリッシュな入り江「Claisebrook Cove」やスワン川を挟んで目の前には、2018年1月にオープンした「Optus Stadium」がある。
 
<動画>

 
 

Blue CAT バス停 4 →バス停の場所を確認する

Beaufort Street Bridge


 

パース駅(Beaufort Street側)に隣接するバス停。ここからの街並みは南に「The Bell Tower」が見え、その先にスワン川、更に先には「South Perth」。その「South Perth」からの通勤客や観光客も「Barrack Square(バス停2)」で乗車し、電車を利用する時にはこのバス停で下車する。
 
<動画>

 
 

Red CAT バス停 26 →バス停の場所を確認する

Royal Perth Hospital


 

バス停の名通り「ロイヤル・パース病院」の最寄のバス停だが、病院に隣接する「St Mary’s Cathedral Perth(パース・セントメアリーズ大聖堂)」は2006年に大聖堂の改築工事が始まり、2009年に今の姿へとなった。また、西の方角には、2018年4月にオープン予定のホテル「The Westin Perth」が見える。
 
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パース市街地の中央・南エリア

 
パース市街地の中心&南エリア。ビジネスの「St. Georges Terrace」、Mall(歩行者天国)を有するショッピングの「Hay Street」と「Murray Street」、観光の「Barrack Street Jetty」と全てがそろう。
 

Red CAT バス停 24 & Yellow CAT バス停 25 →バス停の場所を確認する

Perth Station

主にパース駅の正面口として利用されている「Wellington Street」側に位置するバス停。ここからは、「Wellington Street」を挟んで「Forrest Place」にあるオブジェ「Grown Your Own」や「The Water Labyrinth」といった噴水のアート、また全州に店舗をもつ豪州最大級の百貨店「Myer」が目に入ってくる。
 
<動画>

 
 

Red CAT バス停 8 →バス停の場所を確認する

Town Hall

バス停名の「Town Hall」は国内で唯一、囚人によって建てられた州都のタウンホール(公会堂)で1890年に完成。ビクトリア・ゴシック様式の傑作といわれ、威厳ある外装となっている。ここは、「Hay Street Mall(歩行者天国)」東側からアクセスできる最寄のバス停でもある。
 
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Red CAT バス停 11 & Blue CAT バス停 14 →バス停の場所を確認する

Perth Underground

パースの中央業務地区(Perth CBD)エリアを南北に抜ける主要道路、「Murray Street」に位置するこのバス停からは、パースのビル群でランドマーク的存在(写真1枚目の左から)の「108 St. Georges Terrace(前Bankwest Tower)」や「140 St. Georges Terrace」、「Brookfield Place」や「Central Park」が見える。
 
<動画>

 

Blue CAT バス停 2 →バス停の場所を確認する

Barrack Square


 

このバス停からの景色は、「South Perth」や「Fremantle」、「Rottnest Island」や「Swan Valley」へ向かうフェリーの発着桟橋(Barrack Street Jetty)のほか、2001年竣工の「The Bell Tower」、2016年開港の「Elizabeth Quay」が望める。そして「Perth Waterfront Developments」といったプロジェクトの下、今後も世界的に名立たるホテルをはじめ、住宅用マンションや商業用オフィスなどのビルが建設予定となっている。
 
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パース市街地の北西エリア

 
パース駅北側に隣接する「Perth Cultural Centre」からは芸術が送り出され、「Northbridge」エリアからはナイトライフが展開する。今も昔も”芸術”と”食”を追い求めてローカルはもちろん世界各国からの人がここを訪れる。
 

Blue CAT バス停 11 →バス停の場所を確認する

Northbridge

国際色豊かなレストランや地元産のビールやワインが楽しめるバーやパブ、趣向を凝らしたナイトクラブが連立する「James Street」沿い。パース市街地の北側に位置するここ「Northbridge」はパースのナイトライフの中心的エリアだが、このバス停からはパースの昼間の街並も望められる。
 
<動画>

 
 

Blue CAT バス停 13 →バス停の場所を確認する

Horseshoe Bridge


 

パースの中央業務地区(Perth CBD)と「Northbridge」エリアを結ぶHorseshoe Bridgeに立つバス停。このHorseshoe Bridgeは1906年に造られ、馬の蹄鉄のような形からそう呼ばれるようになった。バス停から西側には「Perth City Link」プロジェクトの下、「Yagan Square」に建設終了間際の「Digital Tower」が見られる。
 
<動画>

 
 

Yellow CAT バス停 16 →バス停の場所を確認する

Perth Arena


 

このバス停は、2012年に竣工したコンサートやスポーツイベントが行われる「Perth Arena」への最寄のバス停の一つだが、パースと「Northbridge」を地続きで結ぶ「Perth City Link」プロジェクトによって「Kings Square」やその他、建設中の商業施設が入ったビルが隣接するように立ち並ぶようになった。
 
<動画>

 
 

Yellow CAT バス停 24 →バス停の場所を確認する

Yagan Square

2018年3月オープン予定の「Yagan Square」の目の前のバス停。この「Yagan Square」には人々が集って憩える空間が創られ、レストランやカフェ、またパフォーマンスやイベントが催され、パースの新しい顔の一つになると期待されている。
 
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Red CAT バス停 13 →バス停の場所を確認する

His Majesty’s

バス停の「His Majesty’s」とは、1904年に完成したエドワード王朝様式のバロック建築で、エドワード7世時代の国内に現存する最古の劇場(His Majesty’s Theater)から取った名前。現在でもミュージカルやバレエ、オペラが行われ、今も昔も西豪州における芸能の発信地となっている。
 
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パース市街地の南西エリア

 
パース市街地の西側に位置する「West Perth」。西豪州議事堂があるため政治関連のオフィスや専門医療や法律関連系のビジネスが多く集まっているエリア。また、「Kings Park」へのアクセスもこのエリアからで、緑豊かな景観が見られる。

 

Red CAT バス停 22 →バス停の場所を確認する

Milligan Street

バス停の前には、巨大な壁画が施されたパブリックアートがある。2029年でパース市誕生200周年となるが、それまでに「国際的に認められる“アートな街”」になるといった目標を掲げている。パース市はまだまだ街中へ壁画や彫刻作品などのパブリックアート設置を計画的に進めている。
 
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Green CAT バス停 17 →バス停の場所を確認する

Havelock Street


 

広大な公園「Kings Park」へのCATバスのバス停は、ここと「Havelock Street(バス停5)」が最寄となる。戦争記念碑や州植物園が園内にはあり、ハイライトは高台から臨むパースの街並み。180度のパノラマで見ることができ、昼と夜とではまた違った情景をみせる。
 
<動画>

 
 

Green CAT バス停 18 →バス停の場所を確認する

Harvest Terrace


 

このバス停の北側には、「西豪州議事堂」とパース北部から市街地まで走る「Mitchell Freeway」、東へ進めば「Malcolm Street」から「St. Georges Terrace」へと名前を変え、一路は延びる。写真1枚目の左手に見える高層ビル「QV1」は、1991年に日本の鹿島建設株式会社もジョイントベンチャーの一社として建設に携わった。
 
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Green CAT バス停 19 →バス停の場所を確認する

Milligan Street


 

このバス停から東の方角は、パースのビジネスが集中する「St. Georges Terrace」(写真1枚目)。この「St. Georges Terrace」の西の端はバラックと呼ばれる軍の兵舎跡地として、正面建物「Barrack Arch」が今も当時のままの姿で残されている(写真2枚目)。
 
<動画>

 
 

Green CAT バス停 2 →バス停の場所を確認する

Mill Street

写真中央の地上249mの高層ビル「Central Park」は、1992年に建てられ、西豪州にて建てられているビルの中では最も高い建物となる。その右手に見える頂上が三角形のユニークな建物は、1988年に建てられた「108 St. Georges Terrace(前Bankwest Tower)」。地上214mで3番目に高いビルだが、特徴的な形からパースのアイコニック的存在となっている。
 
<動画>

 
 

各CATバスの順路&地図と時刻表

 
パース市街地を走る各CATバス4路線の順路&地図と時刻表を紹介します。
 

>パース市街地を走る各CATバス4路線の順路&地図(PDF/2.5MB)
 
 

いかがだったでしょうか?ぜひ「オーストラリア パース インフォメーション マップ『EXPRESS』Vol.39」を持って、CATバスでパースの街を巡ぐってみてください!パースの街並みで新しい発見があるでしょう。
 

▼パースのインフォメーションマップ「EXPRESS」を見る

 







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