こんにちは、パースエクスプレス編集部です。
ここでは、パースエクスプレス・マガジン5月号(Vol.244)で紹介したイベント情報をご紹介します。日本美術品の展示会やパースでは珍しい落語会、バレエやポールダンスなどバラエティ豊かなイベント目白押しです。
LA SYLPHIDE – West Australian Ballet
創設66年目の2018年は「甘美な“生”と魅惑的な“死”」をテーマに、観る者の心を魅了する芸術的な世界を創り出す西オーストラリア・バレエ団。
今年最初の演目に続き、5月18日(金)からは「LA SYLPHIDE」を上演する。同バレエ作品は世界で最も古いバレエ作品の一つで、ロマンティックバレエの基礎となった作品。1830年代のスコットランドを舞台に、華やかなセットと美しい衣装、そして西オーストラリア管弦楽団の素晴らしい演奏が観客をスコットランドのカントリーサイドへと誘う。
日時
<5月>
18日(金)7:30pm~
19日(土)7:30pm~
24日(木)7:30pm~
25日(金)7:30pm~
26日(土)2pm~、7:30pm~
30日(水)6:30pm~
31日(木)7:30pm~
<6月>
1日(金)7:30pm~
2日(土)2pm~、7:30pm~
場所
His Majesty’s Theatre(825 Hay St, Perth)
料金:日時や席の種類によって異なりますので詳しくウェブサイト参照。
キャスティング:West Australian Balletのウェブサイトを参照。
https://waballet.com.au/whats-on/lasylphide/
西オーストラリア州・パースに拠点を置き、1952年に設立され、2017年で65周年目を迎えた国内では最古のバレエ団。公演や国内外のツアー以外にも、ワークショップや育成プログラムの提供など地域活動も行う。現在、3人の日本人ダンサーが在籍し、各演目で主要な役を任されている。芸術監督はベルギー人のAurelien Scannella。
立川こしら落語会 inパース
落語家立川こしら氏が、オーストラリアツアーのパースにて6月3日、4日の2日にわたり公演を行う。パースでの公演は初となる。
落語界の「異端児」として知られる落語立川流真打・立川こしら氏。昨年2017年2月に自身初の海外公演でシドニーやメルボルン、ブリスベンで初のオーストラリアツアーを成功させ、そして同年9月にもクイーンズランドで公演を行った。劇団主宰や映画監督など落語だけに収まらないマルチなタレントぶりで知られる立川志らく師の一番弟子で、また立川談志の孫弟子初の真打という肩書のこしら氏だが、今回はパース初上陸となる。「海外在住の日本人に“生”の落語をとどけたい」という思いから、今回のパース公演にも至ったが、ぜひ足を運ばせ、日本の伝統芸能“落語”の魅力に触れてみよう。
6月3日(日)、4日(月)の2日にわたり「落語会」や「懇親会」、「体験子ども落語」が行われる。
■6月3日(日)
『落語会&噺家さんとの懇親会 – ランチ付き』
開場: 10:30am
落語会: 11am‐12:30pm
懇親会: 12:30pm‐2pm
会場: パース日本人学校(City Beach Primary School 内)
住所:30 Marapana Rd, City Beach
料金:落語のみ-大人$17(当日券$20)、落語のみ-子ども$12(当日券$15)、落語&懇親会-大人$32、落語&懇親会-子ども$27。*就学前児童は無料、プレップからYear12 は子ども料金。*懇親会は、6月1日(金)までのチケット予約。
■6月3日(日)
『大人の落語会&噺家さんとの懇親会 – ディナー付き』
開場: 5:30pm
落語会: 6pm‐7:30pm
懇親会: 7:30pm‐
会場: Tsunami Japanese Restaurant
住所: 18 Glyde St. Mosman Park
料金: $62 *懇親会は、6月2日(土)正午までのチケット予約。
■6月4日(月・祝日)
『体験子ども落語・子供と一緒に落語で笑おう!』
開場: 10:30am
開演: 11am‐12:30pm
会場: パース日本語キリスト教会
住所: 101 Kimberley Street West Leederville
料金: 子ども$15(当日券$17)、大人$10(当日券$12)*就学前児童は無料、プレップからYear12は子ども料金。
公演の詳細やチケット予約関しては、パース落語実行委員会のウェブサイト(http://design239.com/rakugo.html)を参照。
1975年11月14日生まれ(若林大輔)。1996年5月に立川志らくへ入門。前座名は「らく平」。2002年5月に二つ目昇進を果たし、「こしら」と改名する。 2012年に真打昇進。立川談志師孫弟子初の真打となる。2013年に落語と音楽のコラボで「Fuji Rock Festival」に出演。立川志らく門下総領弟子として活躍する傍ら、インターネットコンテンツ制作や映像製作なども手がける。
情報・写真提供:在パース日本国総領事館/パース落語実行委員会
PLAY TIME – FELIX CANE POLE CHAMPIONSHIPS 2018
(©Jealous by nature / The Felix Cane Pole Championships)今回の大会ポスター(左)とAkiko Hawkinsさんの11月の予選会の模様(右)。
2015年から始まり、今年で4回目となる「FELIX CANE POLE CHAMPIONSHIPS」の2018年大会のテーマは「PLAY TIME」。
今回も世界中の国々から出場するポールダンサーたちがそれぞれの最高のポールダンスを披露する。今年はオーストラリアはもちろん、イタリア、チェコ共和国、ベトナム、日本からもポールダンサーが出場する。
また、オンラインでもライブストリーミング配信されるので、大会の模様が世界中で観覧される。主催者のFelix Cane氏は「今大会はダンスの動きや技を競うだけでなく、物語性やテーマの解釈も審査の基準になります。そして最も重要視されることは演技力となるでしょう」と語る。日本人ポールダンサー、Akiko HawkinsさんとYuki Masukoさんの2名も出場予定。
同大会に出場する日本人ポールダンサー
パース在住の日本人ポールダンサー。ポールダンス歴約8年で、数々の大会に出場経験あり。今回は、予選会から出場し本戦への出場を勝ち取った。フィットネス、ピラティスのインストラクターとしても活躍中。
日本から参戦する日本人ポールダンサー。16歳からクラブなどでジャズやヒップホップのダンサーとして出演。その後、ポールやゴーゴーダンサーとして活動。東京のスタジオでインストラクターとしてポールダンスの指導も行っている。
日時:5月26日(土)
会場:7pm
開演:7:30pm
場所:Metro City Concert Club(146 Roe St, Northbridge)
料金:$51.76~ ※チケットの購入はticketmart.com.au
武道の精神 The Spirit of Budô: The History of Japan’s Martial Arts
世界130カ国以上の国々で日本の文化や美術を海外へ紹介する活動を行っている国際交流基金(The Japan Foundation)が、『Gallery Central, NORTH METRO TAFE』にて巡回展「The Spirit of Budô:The History of Japan’s Martial Arts」を開催する。
同イベントは「武道の精神」をテーマに、18世紀から19世紀頃に使用されていた日本古来の武術の武具が展示される。また、近代武術である「柔道」「剣道」「弓道」「相撲」「空手」「合気道」「少林寺拳法」「薙刀」「銃剣道」の9つの武術で使用される武具も展示される。戦いが目的であった武術が、現代では体力や精神力の向上、自己防衛のためであったりと様々な目的で活用されている。日本の伝統的な武術の歴史とそこから日本人が受け継いできたこと、考え方などを学ぶことができる。同イベントは過去にブラジルやパラグアイ、カナダ、コロンビア、チリで開催されている。
日時:当巡回展の開催はキャンセルとなりました。
場所:Gallery Central NORTH METRO TAFE(12 Aberdeen St, Perth)
情報・写真提供:在パース日本国総領事館