ワークスチームから参加する新井選手はもちろん、運営がしっかりしていて日本との時差が少ないラリーASには、毎年たくさんの日本人ラリーストがプライベーターとして参加している。ラリードライバーはフレンドリーな人ばかりだから、ぜひ現地で声援を送ろう!!
[主な日本人参加者]
●新井敏弘/グレン・マクニール組
スバルのワークスチーム、スバルワールドラリーチームのドライバーとして、ことし10戦をインプレッサWRカーで戦う新井選手は、97年の全日本チャンピオン。昨年から生活のベースをイギリスに移し、積極的にラリートレーニングに励んでいる。ことし日本で初めて開催された国際ラリーでは、初めてWRカーで日本のラリーに参戦し見事優勝を飾った。WRCでの最高位成績は、2000年アクロポリスでの総合4位。今年からコンビを組むマクニール選手は、オーストラリア出身だ。
●奴田原文雄/林哲組
日本のラリーアートから新型ランサーエボリューションで参戦する奴田原選手は、99年、2000年の全日本ラリーチャンピオン。2000年からAPRCに参戦し、海外ラリー参戦の経験も増えてきた。今年9月に行われたラリーオブニュージーランドでは、元世界チャンピオンのスティグ・ブロンクビスト選手と熾烈な争いの末、グループN4位に入賞。ASではグループN優勝を期待したい。
●増村淳/依田統組
ランサーエボリューションで全日本ラリー選手権を戦う増村選手は、ことし日本で初めて開催されたふたつの国際ラリーで共に好成績を残している。ことし5月のラリー・オブ・キャンベラにも参加し、海外ラリーの経験を積み上げている。
「99年に、国際ラリー出場支援制度のあるシリーズ戦でチャンピオンを獲得し、2000年からAPRCのキャンベラに出場するようになりました。今回は自分にとって初めてのWRCイベントなので、慎重に、でも全力で走ります。結果はあまり考えてませんが、出場するからには…!! ぜひ、ラリーを観に来て、サービス会場などで声をかけてください」。(増村選手談)
●高山短大ラリーチーム:高桑春雄/ポール・フィオリオ組、ジム・マーディン/スチュアート・パーシパル組
岐阜県高山市にある技術系短期大学が授業の一環として参戦しているこのチームは、6回目の参戦。21人の現役学生がメカニックを担当する。お揃いのツナギを着て元気なかけ声と共にサービスで懸命に活躍する姿は、サービスパークの名物となりつつある。ことしは新型インプレッサと旧型インプレッサの2台体制で参加。
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