“学校では教えてくれない「知っ」て「得」する、リアルなオージーの活きた日常英会話を紹介していきます!”
「和製英語」シリーズ
さて、今号から新シリーズにてお届けする『スティーブさんの知っ得英会話』。日本にいた時、何気なく使っていた言葉が英語だと思っていたけど、実は日本で作られた“和製英語”だったり、知らずにその言葉をオーストラリアで使ってみたら、全く理解されなかったという経験は誰しもあるでしょう。今号からは、その和製英語の英語表現や、更に英語圏でもオーストラリアならではの表現方法、そして語源のワンポイントアドバイスなどをクイズ形式で紹介します。Lesson 17は、勉強編です。
「和製英語」シリーズ:Lesson17
勉強編
毎回、違うシチュエーションでまなぶくんとスティーブさんの会話を紹介します。その会話の中に「和製英語」が隠されています。今回は4つ。さあ、探し当てましょう!
まなぶくん 当コーナーのLesson 1からイラストでも登場している英語初級者。 |
スティーブさん 言わずもがなの、当英会話コーナーの監修者。 |
下記の会話の中に和製英語が4つ隠されています。どれでしょう?!
This time shall we go to that nice coolered cafe and study English using my note pc?
訳:「今回はクーラーの効いているカフェで、ノートパソコンを使って英語の勉強を教えてもらえますか?」 |
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まなぶくん |
Sounds good. Let’s do that. Did you know that cafe has delicious hotcakes and fried potatos?
訳:「良いね!そうしよう!そうだ、あそこのカフェのホットケーキとか、フライドポテトが美味しいの、知っていた?」 |
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スティーブさん |
では、答えはこの4つです
❶cooler→ air conditioner
※会話の中ではcafeを形容するためair conditionedとなります。
※車中などのair conditionerは、A/Cと略する時もあります。
❷note pc → laptop computer
※computerを省略して、laptopのみで表現することが多いでしょう。
❸hotcake→ pancake
「この“ホットケーキ”ですが、ケーキ(cake)の前の単語は台所用品を指していて、その台所用品でつくるケーキから言葉ができているんです。PancakeのPanは、フライパンを指すPanで、HotcakeのHotはホットプレート(Hot Plate)のHotなんです。そう考えると、Hotcakeはあながち、和製英語とも言い切れませんね。ただ、一般的にPancakeの方が、使われている表現です」 | |
スティーブさん |
❹fried potatos → chips
「フライドポテトは、“Chips”。オーストラリアやイギリスでは、そう言います。ただ、アメリカやカナダでは、“Fries”や“French Fries”と言います。イメージではchipsは分厚く、friesは長細い感じのモノを指示します」 | |
スティーブさん |
最後に、今回のまなぶくんとスティーブさんとの会話をおさらいしましょう。ぜひ皆さんも実践で活用してください!
This time shall we go to that nice air conditioned cafe and study English using my laptop?
訳:「今回はクーラーの効いているカフェで、ノートパソコンを使って英語の勉強を教えてもらえますか?」 |
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まなぶくん |
Sounds good. Let’s do that. Did you know that cafe has delicious pancakes and chips?
訳:「良いね!そうしよう!そうだ、あそこのカフェのホットケーキとか、フライドポテトが美味しいの、知っていた?」 |
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スティーブさん |
Steve Nishioka
生まれも育ちもパース。高校卒業後、日本語を勉強し、パースの大学在学中に関西外国語大学へ留学。その後、再びワーキングホリデービザで訪日。そして、JETプログラムの国際交流員として栃木県の馬頭町(現:那珂川町)に3年間住む。帰国後、社会言語学の研究論文を終え、パースの日本人に英語を教える。