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【パースエクスプレス・マガジン】Lesson 21「和製英語」シリーズ『カフェ編』

“学校では教えてくれない「知っ」て「得」する、リアルなオージーの活きた日常英会話を紹介していきます!”
 

「和製英語」シリーズ

 
日本にいた時、何気なく使っていた言葉が英語だと思っていたけど、実は日本で作られた“和製英語”だったり、知らずにその言葉をオーストラリアで使ってみたら、全く理解されなかったという経験は誰しもあるでしょう。その和製英語の英語表現や、更に英語圏でもオーストラリアならではの表現方法、そして語源のワンポイントアドバイスなどをクイズ形式で紹介します。Lesson 21は、カフェ編です。
 

「和製英語」シリーズ:Lesson21

カフェ編

 
毎回、違うシチュエーションでまなぶくんとスティーブさんの会話を紹介します。その会話の中に「和製英語」が隠されています。今回は4つ。さあ、探し当てましょう!
 

登場人物

まなぶくん

当コーナーのLesson 1からイラストでも登場している英語初級者。


スティーブさん

言わずもがなの、当英会話コーナーの監修者。

 

クイズ

 
下記の会話の中に和製英語が4つ隠されています。どれでしょう?!
 

 

I’m having milk tea and a purin, how about you Manabu?

訳:「俺はミルクティーとプリンにするけど、まなぶ君は?」

スティーブさん

 

I can’t decide between a soft cream and a choux cream.

訳:「ソフトクリームとシュークリームのどっちにしようか、悩んでます」

まなぶくん

 
 

答え

 
では、答えはこの4つです

❶Milk Tea → Tea with Milk
※レモンティ(Lemon Tea)もTea with Lemonと言います。

 

❷Purin → Creme Caramel

語源的には“Pudding”がちかいですが、“Pudding”が示すものの種類は非常に多いので、日本のプリンに一番ちかいと思われるのはCreme Caramelでしょう。
スティーブさん

 

❸Soft Cream → Soft-serve Ice-cream
※Soft Creamは、柔らかいただのクリームとなってしまうので気を付けましょう。

 

❹Choux Cream → Cream Puff

クリームやカスタードを詰めた軽焼き菓子をChouと言い、その複数形がChoux。つまり、Choux Pastry(軽焼き菓子の皮)の中にクリームを入れたのでChoux Creamと呼ばれたのでしょうが、英語ではCream Puff(Puffは軽くふくらんだものを意味する)が日本のシュークリームに一番ちかいでしょう。ちなみに、音がいっしょの“Shoe Cream”は、靴に塗るクリームになってしまうので要注意です。
スティーブさん

 
 

おさらい

 
最後に、今回のまなぶくんとスティーブさんとの会話をおさらいしましょう。ぜひ皆さんも実践で活用してください!
 

I’m having tea with milk and a crème caramel, how about you Manabu?

訳:「俺はミルクティーとプリンにするけど、まなぶ君は?」

スティーブさん

 

I can’t decide between a soft-serve ice-cream and a cream puff.

訳:「ソフトクリームとシュークリームのどっちにしようか、悩んでます」

まなぶくん

 

Steve Nishioka

生まれも育ちもパース。高校卒業後、日本語を勉強し、パースの大学在学中に関西外国語大学へ留学。その後、再びワーキングホリデービザで訪日。そして、JETプログラムの国際交流員として栃木県の馬頭町(現:那珂川町)に3年間住む。帰国後、社会言語学の研究論文を終え、パースの日本人に英語を教える。




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