パースの3日間のロックダウン、2日目の昨日（4月25日のアンザックデー）の市中感染者はいなかった。3日目の本日（4月26日）、西オーストラリア州首相会見で今後の方針が発表される。

今回のパース3日間のロックダウンの原因を追及する動きが多方で出ている。現時点でソーシャルメディアなどに「India」「Federal Government」「Mercure Hotel」などといったキーワードが多く挙がっているが、新型コロナウイルスの影響を世界的にも最も受けていないとされていた西オーストラリア州政府やパースの人々の心情からの表れだろう。

パース大手のメディアによると、パース出身の男性が、在「India」の女性との結婚式で昨年末インドに入国し、4月にパースに戻ってきた際、パースの「Mercure Hotel」でホテル検疫を受けた。その「Mercure Hotel」に同時期、検疫を受けていたのが上海からのフライトでパースに到着し、検疫を受けていたルボルンで陽性が確認された54歳の男性だったということだ。

そして、パースやオーストラリアへ帰国や入国したいオーストラリア人がまだまだ世界中にいると言われている中、結婚式のためにインドへ行きパースに戻るための出入国許可が「Federal Government」より下りたのか、といったことを疑問視している（出入国許可＜Travel Exemption＞の許可はオーストラリア連邦政府の管轄）。また、「Mercure Hotel」での検疫体制は管理不十分だったのでは、という点も焦点に挙げられている。

1月31日からの5日間のロックダウンの時は、市中感染は確認されなかった。しかし、今回のロックダウンではメルボルンで確認された54歳の男性が始まりとしても、その後、市中感染は2名出ている。期間も前回より2日も短い。本日の西オーストラリア州首相会見が注目される。

※西オーストラリア州首相会見のライブは、ABC Newsなどのパース主要メディアで見聞できる。

（情報元：西オーストラリア州保健省／West Australia／ABC News／9News／7News－4月26日）

 
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