新たな流れ・・・ 日本の反戦運動
Erik氏はオーストラリア人の平和活動家で、東京の反戦活動に参加し、先頃オーストラリアに帰国。東京で体験した反戦運動について語ってくれた。

日本でも何万人という人が抗議運動に参加し、その動きは急激な高まりをみせています。その多くが、今回のような運動に初めて参加するという人達ばかりでした。

東京で私が初めて参加した抗議デモは、2002年の12月1日に行われたものでした。代々木公園の裏に集まり、地面はぬかるんでいるし、とにかく雪が降り出しそうなほど寒い日でしたが、そんな中でも約2万人の人が集まっていました。平和行進のためにこんなにも多くの人が参加するのは、驚くべきことだと思います。鉄道員もいれば、教師、公務員の姿もありました。平和を願うグループの大きな列ができ、そのほとんどが60年代と70年代に結成された平和活動グループがメインでした。

その後、約10回ほど同様の活動に参加し、1月から実際に戦争が始まるまで週末はほとんど行進に出かけて行きました。どのデモも、日増しにエネルギッシュになり、意図するものも鮮明となり、そして怒りが肥大してきました。強力な組合や平和活動団体はいつの時代でも存在しますが、特筆すべきなのは、個人レベルでの参加が一層目立つようになったということだと思います。それはただ単に、多くの人が戦争を止めさせたいからなのです。

終わりに
−パースエクスプレス編集部より

米東部時間5月1日午後9時、ブッシュ大統領は空母エイブラハム・リンカーン艦上で、ペルシャ湾から帰還した兵士を前に、イラク戦争の主要な戦闘は終結したと宣言した。しかし、この日大統領が述べたように、攻撃の一番の目的である大量破壊兵器の発見は未だされておらず、イラクが、これまでのフセイン独裁政権から抜け出すには長い道のりと時間が必要である。これからのイラクがどう動いていくか。イラク国民の戦いは、まだ終わってはいない。








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