イラク戦争キーワード
「シーア派」 イスラム教の少数派の一つ。イラク主要都市カルバラを聖地とし、シーア派で組織されるイラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)を始め、その多くはフセイン大統領に抵抗を続けていた。イラク国内の約6割の人口を占める。
「バース党」 シリアで結成後、68年にクーデターを起こしてイラクでの政権を獲得した、フセイン国家の与党。正式にはアラブ復興社会党といい、フセイン大統領が最高意思決定機関である地域指導部の書記長を務める。
「クルド民族」 クルド愛国同盟(PUK)、クルド民主党(KDP)の2つの反フセイン組織を持ち、イラク北部、イラン、シリア、トルコの国境沿いの山岳地帯に住む。化学兵器による虐殺など、長期に渡り、フセイン政権から幾度も迫害を受けていた。
「復興人道支援室 (Office of
Reconstruction and Humanitarian Assistance)」 通称“ORHA”。イラクの戦後の復興支援を目的として発足された。米国防総省の管轄下にあり、米軍の退役中将ジェイ・ガーナー氏が室長、文民行政官(事実上の責任者)は対テロ専門家で
元外交官のポール・ブレマー氏が務める。
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