4月の初めから約1ヶ月、やはりというか、いつも通りビルマ（ミャンマー）に入ってしまった。その頃ちょうど、中米・グアテマラの写真家から、「今度いつ、グアテマラに来るんだい？」っていう誘いを受けていたのだ。中米3カ国（グアテマラ、エルサルバドル、ニカラグア）を最後に訪れたのは2004年5月〜7月。あれから早や2年が経ってしまった。
　1996年12月に内戦が終結したグアテマラ（エルサルバドルの停戦は92年）は、今も事実上軍部が政府の中枢を占めている。だが、80年代〜90年代の一時期に比べて（あくまでも比較の問題だが）、軍部の傍若無人ぶりは収まっているようだ。世界でほとんど注目されない地球の反対側、中米地域の動向も気になる。だが、今、もっとも関心があるのは、現在進行形で軍事独裁が続いている、ビルマなのだ。