「あなたの背中が見えてきました」

 先週の7月8日の金曜日、TVカメラが、まずはマウンマウンさんへの取材を、彼の働いている職場から始めました。マウンマウンさんは、その同じ金曜日の夜、「難民認定おめでとう会」にて、支援者を前にして、ビルマから逃げ出した時のことや入管に収容されていた時のことなどを改めて話をする機会がありました。
 出席人数10人くらいの、ほんとこぢんまりとした集まりでした。Xのベタ記事を書いた社会部の記者の人も来てくれました。マウンマウンさんを支援する人達は、それこそ、上告断念を求める署名活動に東奔西走していました。「おめでとう会」のその日、署名に添えられた激励文(?)が読み上げられました。

 「常任理事国を目指す日本が恥ずかしい」「ビルマから逃れてきた彼を難民として認めない日本はおかしい」・・・・。
 X新聞の記者氏は、「こんな画期的な判決が大きく扱われないのもおかしいよな〜。あんなに小さな記事になったし」って、ちょっと愚痴っぽく言ってました。
 「でも、あの記事を読んだTV局のキャスターが、取材をしたいと動き出したのだから、100%満足ではないけれど、やっぱり影響力がありますよ」って説明すると。「え、あの(自分の書いた小さな)記事が・・・。そうか、役立っていたのか」と。ちょっと満足そうな顔をしてました。

 

This site is developed and maintained by The Perth Express. A.B.N. 31 058 608 281
Copyright (c) The Perth Express. All Reserved