「あなたの背中が見えてきました」

 この15日の私は、ラジオ出演のため、裁判所に行くことが出来なかったのです。でも、ラジオのオンエアの直前、関係者から勝訴の知らせを受けました。ちょっと感無量でした。ラジオ終了後、電話で喜びのマウンマウンさんとワイワイ話をしました。このニュースは翌朝、各紙で(ちょっと)大きめに扱われました。
 話はここでは終わりません。国側の最高裁への上告が待っています。抗告期間の14日間、ジリジリと待たねばなりません。さて、次はどうすべきか? 私がよく寄稿する雑誌に企画を持ち込んで、「国は上告を断念すべきだ」との記事を書くのも手でしたが、もっと多くの人に知ってもらうために、新聞、ラジオ、テレビの各記者に連絡をとりました。裏ネタを提供出来ますしね。

 残念ながら反応はあまりよくありませんでした。唯一、X新聞の東京外報部の知り合いから連絡が入りました。丁度アジア企画が進行中だったので、即、大阪に取材に来てもらえました。
 6月30日は、法務省の上告最終期限でした。上告はありませんでした。翌日、難民申請をしていたマウンマウンさんから喜びのメールが来ました。朝5時半のことでした。ホント、嬉しかったのですね。国を動かしたというより、まっとうな主張が通ることもあるのだな、という思いが生まれましたね。まだまだ、捨てたもんじゃない、と。
 

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