雨や雪にも中断されることなく、公休日以外と阪神大震災の直後を除いて、休むことなく10年間、毎週水曜日、ずっと続けられてきた。
私自身、「慰安婦」の存在を知っていたし、おばあさんたちが日本政府に対して公式謝罪や補償を求めているのも、「知識」として知っていた。偶然500回目の抗議デモがあることを知り、おばあさんの姿を自分の目で見たくなった。また、たまたま手にした資料には、おばあさんたちがあたかも韓国の反日の組織によって「水曜日集会」に無理矢理参加させられているような記述があった。本当にそうなんだろうか。疑問に思った。
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500回目の記念デモだけを取材するには1日あれば十分だ。しかし、なんか釈然としなかった。おばあさんは、何をどう考えているのか。「ナヌムの家」に1週間泊まり込み、おばあさんたちと生活を共にしながら、「慰安婦」問題を考えたくなった。 |