また、仕事に追われ、日常生活に疲れ切ってしまい、ついついだらけてしまうことがある。そんな時は、本棚から愛読書を取り出す。千葉敦子氏の著作にはよく目を通す。氏もやはり、「自分自身をよく知っていることは、(生きていく上での)大前提」と書いている。
 「自分自身をよく知る」
  あまりにも漠然として捉えきれない言葉である。ところが、この「自分をよく知る」という一文は、非常に重要なことである。
 「どうやって自分のテーマを見つけたのですか」。私自身、そう問われることがよくある。自分の関心事の源泉、テーマの根源は、やはり自分自身をよく見つめ直すことから見つけてきたようだ。さらに、なぜ写真を撮るのか。どういう写真を撮りたいのか。 写真を使って、どのように他の人と関わっていくのか。


 そういう事も、自分をよく知ることによって発見してきた。
 人間ある程度の年齢を生きてきたならば、大小の悩みはあるものである。悩みや苦しみをどうやって乗りこえるか(乗りこえてきたのか)、そのやり方は人それぞれである。私は、フリーランスフォトジャーナリストとして、自分を見つめるという作業を、カメラにそのヒントを求めてきた。
   


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