[第7節] オーストラリアと日本のサッカー
「プロサッカーチームは、試合で勝つと勝利給というボーナスが クラブから選手に支払われます。大会にもよりますが、日本の場合は1試合勝つと1人の選手に20万〜30万が支払われます。しかし、オーストラリアでは、その約5分の1以下しか支払われません。 お金が全てではないけれど、この金額の差は選手のモチベーションに大きく関わってくることだと思います。 そういう意味では、日本のJリーグが立ち上がった時、マネージメントに相当お金が注ぎ込まれ、選手にも支払われていました。だからあれだけ急激にレベルが上がったのだと思います。しかし、今のAリーグをみると、まだまだそこまでお金が落とされていない。もし、レベルの向上を考えるならば、お金は大きな要素になってくるでしょう。 きれい事ばかり言っていられないと思います」
そして、石田はこうも付け加えた。 「サラリーキャップ制は、クラブ運営を健全に進めるには良いことかもしれないけど、オーストラリアのレベル上達には邪魔になっていると思いますね」