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Barefoot in the Creek

 

 自然からもたらされるものは、喜ばしいものばかりとは限らず、戦うべき厄介者はヒルに限らなかった。どこにでもいて一番の悩みの種となったのは、ハエとアリだった。通常、ハエは家の中にも屋外にも必ずいて、食べ物や飲み物の中に落ちたり背中に群がったりした。小枝を振って頭や背中からハエを追い払いながら歩いている光景はよく見られたが、さして役にはたっていなかった。ハエの生殖ははっきりとわからないが、動物の排泄物がいたるところに落ちており、ハエが繁殖するのに事欠かなかったのだろう。

アリも到る所にいた。幸いにも私たちの家は地面の上に直接建ってはいなかったのでアリの侵入は免れたが、屋外にはどこにでもいた。食べ物を探す黒く小さい普通のアリは広くどこでも見られた。軽視できないのは軍曹アリとブルドッグアリだった。軍曹アリは普通のアリの2,3倍もの大きさで、燃えるような赤い色をした攻撃的なアリだ。ブルドッグアリは黒く、怒らせなければ軍曹アリほど攻撃的ではないが、刺されると同様に痛く、避けるのが賢明だった。シロアリもいて、地面に直接触れている柱や材木を蝕んだ。