今が夏真っ盛りのパース。オーストラリアの夏と言えばビーチでゆっくり過ごしたり、BBQをしたり、夏のスポーツのクリケットに夏の恒例行事Australia Dayなどがあり、一年でもっとも活気のある季節です。そんな夏にせっかくだから、もっと英語を学び、様々な国籍の人と交流し、パースでの生活を楽しみたいもの。
そこで新年一発目の特集は、本ウェブサイトで連載中「スティーブさんの知っ得英会話」の特集版として、夏の様々なシチュエーションに使える英会話フレーズを紹介します。ぜひ、この機会に本誌で紹介するフレーズを使い、たくさんの人と交流し、パースの活気ある季節を楽しんでみてはいかがでしょうか?
1限目「挨拶編」
友人や同僚に挨拶されるも、いつも一言、二言だけで会話が終わってしまい続かない…と悩むことがあるはず。ここでは“挨拶編”として、相手に挨拶する時や挨拶され、返答する時に使え、夏ならではのフレーズを紹介します。
挨拶編:SCENE1
夏の朝、友人や同僚と会った時に、挨拶がてらにパースの気温について質問するシーン。
I heard it’s going to be above 40 today. How hot does it get in Perth?
訳:今日は40度まで気温(※コラム)が上がるみたいですね。パースの夏は何度まで気温が上昇するの?
〈コラム〉
パースで観測された過去最高気温
パースの過去最高気温は1991年2月23日に観測された46.2度。またオーストラリア国内で観測された過去最高気温は1960年1月2日に南オーストラリア州にあるOodnadatta 空港付近で観測された50.7度。
情報参照元:Australian Government Bureau of Meteorology(www.bom.gov.au)
挨拶編:SCENE2
友人や同僚に「調子はどう?」と聞かれたシーンでは。
Not great. A mozzie got into my room last night and bit me all over. I’m so itchy.
訳:困ったもんだよ。昨晩は蚊が部屋に入ってきて体中刺されてかゆかったよ。
※編集部注:蚊を意味する「Mosquite」をオーストラリアでは「Mozzie」とスラング的に使うことがあります。
挨拶編:SCENE3
友人と朝食を食べている際、友人が自分の朝ご飯を見て「それだけしか食べないの?!」と質問してきたシーン。
It’s been so hot recently that my appetite has disappeared. All I’m having for breakfast is 1 banana.
訳:暑い日が続く最近は食欲がなくてさ、朝ごはんはバナナ1本だけで済ましちゃうことが多いんだ。
挨拶編:SCENE4
レストランの暑い店内でバイト中、同僚と会話をしているシーン。
It’s days like these when you want to have a swim at the beach after work.
訳:こんな日は仕事終わりに海に泳ぎに行きたくなりますねぇ。
挨拶編:SCENE5
すごい汗をかいている友人に質問するシーン。
Are you OK? You’re dripping in sweat.
訳:大丈夫?!すごい汗かいてるけど。
挨拶編:SCENE6
友人が顔色の悪さを気にして「大丈夫?寝不足?」と聞いてきたシーン。
It was so hot last night I couldn’t get to sleep.
訳:昨晩は暑くて、全然寝付けなかったよ。
〈会話例〉
自分:Good morning. How are you?
(おはよう。調子はどう?)
友人:I’m great but you don’t look so good. Are you getting enough sleep?
(僕は絶好調だよ。君は顔色悪いけど大丈夫?寝不足?)
自分:It was so hot last night I couldn’t get to sleep.
(昨晩は暑くて、全然寝付けなかったよ。)
友人:Yeah I sweat so much last night.
(こっちも昨晩は寝汗をすごいかいたよ。)
挨拶編:SCENE7
子どもを学校に送っていった際にママ友と会い、プールでおなじみのAdventure worldへの遠足について質問するシーン。
The students have an excursion to Adventure World this week, where is that?
訳:今週アドベンチャーワールドへの遠足があるけど、あそこどこでしたっけ?
「挨拶をすると気持ちがいいよね。挨拶から会話が広がり、たくさんの友達ができると思うので、臆することなく元気よく挨拶し、夏のパースを気持ちよく過ごそう!」
2限目「交流編」
相手を遊びに誘う時や、友人とお茶しながら会話している際にふと「英語でなんていえばいいのかな?」と悩むことがあるはず。ここでは“交流編”として、相手を遊びに誘う一言や友人との会話時に使うフレーズなど、交流するための夏ならではのフレーズを紹介します。
交流編:SCENE1
学校にて女子学生がクラスメートを放課後の遊びに誘うシーン。
After school the girls from our class are going to do yoga on the beach. Do you want to come?
訳:今日の放課後クラスメートの女子でビーチにヨガをやりに行くんだけど、もし良かったらあなたも参加しない?
〈会話例〉
自分:Are you free after class?
(今日の放課後って時間空いてる?)
クラスメート:Yeah, what’s up?
(うん空いてるけど、どうしたの?)
自分:After school the girls from our class are going to do yoga on the beach. Do you want to come?
(今日の放課後クラスメートの女子でビーチにヨガをやりに行くんだけど、もし良かったらあなたも参加しない?)
クラスメート:Sure, I’d love to.
(是非参加したいわ!)
交流編:SCENE2
今度ロットネスト島に行く友人が、ロットネスト島に行ったことのある自分に「どうだった?」と質問してきたシーン。
I think this is the best season for Rottnest. Personally I liked Salmon Bay because I think it was so beautiful.
訳:ロットネスト島(※コラム)は今の季節が一番良い季節なんじゃないかな。個人的にサーモンベイがとてもきれいで好きだったよ。
〈コラム〉
年間約50万人が訪れるロットネスト島
A級自然保護指定の国立公園のロットネスト島はパースの海岸線から沖合18Kmのインド洋に浮かぶ島。年間約50万人もの人が観光に訪れ、島内には約63箇所ものビーチがあり、またロットネスト島でしかみれない有袋類「クオッカ」や数多くの固有植物を見ることができる。
情報参照元:Rottnest Express(www.rottnestexpress.com.au)
交流編:SCENE3
夏のある日、仕事終わりに職場の同僚を呑みに誘うシーン。
Let’s grab a cold drink after work.
訳:仕事終わりに一杯引っ掛けにいこうよ。
交流編:SCENE4
家族で冬の日本へ一時帰国を検討して、オーストラリアでインフルエンザの予防接種ができるかどうかを友人に相談するシーン。
I wonder if you are able to get an influenza shot in Australia at this time of year.
訳:オーストラリアでこの時期にインフルエンザの予防接種は受けれるかな?
交流編:SCENE5
主婦が仲の良い友人に、今度のAustralia Dayを子どもたちも含め一緒に過ごそうと電話にて誘うシーン。
This Australia Day we are taking our kids up to King’s Park instead of down by the Swan River. Would you like to come?
訳:今度のAustralia Dayは子どもたちとスワン川沿いじゃなくてKings Parkで一緒に花火を見ませんか?
交流編:SCENE6
子どもの学校への送り迎え時にママ友との会話中、週末に開かれる誕生日会の話題になり、天気について話すシーン。
This weekend is Emily’s birthday party but the forecast is for a really hot day. I wonder if it will be OK?
訳:今週末のエミリーちゃんの誕生日会の日、天気予報では相当暑くなるみたいだけど大丈夫かしら?
交流編:SCENE7
最近引っ越してきた近所の人と朝に会い、昨晩スプリンクラーが動いていたことを伝えるシーン。
I saw your sprinklers were on last night. Isn’t your watering day today?
訳:昨日スプリンクラーが動いてましたよ。確かお宅のスプリンクラーの日は今日のはずですが…。
友達を作りたい人やもっと相手との仲を深めたい時などに、ここで紹介したフレーズを使ってたくさんの人と交流をして、パースでの生活を思いっきり楽しもう!
3限目「飲食編」
友人や家族とカフェやレストランに行き自分の要望を店員に伝える時に「英語でなんていえばいいのかな?」と悩むことがあるはず。ここでは“飲食編”として、夏の季節にカフェやレストランにて使えるようなフレーズを紹介します。
飲食編:SCENE1
夏の暑い日に涼みにカフェに入店。ドリンクの注文するシーン。
Could I get an Iced Coffee with half ice and double ice-cream please?
訳:アイスコーヒーを氷半分、アイスクリーム2倍でください。
飲食編:SCENE2
涼みに店に入ったものの空調が効きすぎて店員に席を移っていいか確認するシーン。
The cold air from the air-conditioning vent is hitting us directly here. Would it be OK to move to another table?
訳:エアコンの風が直接あたるので、違うテーブルに移動しても良いですか?
〈会話例〉
自分:It’s a bit cold in here, could you please change the air-conditioning to be not so cold?
(寒いのでエアコンの温度上げてもらえますか?)
友人:I’m sorry but the air-conditioning settings are automatic so I can’t change it.
(申し訳ないですがエアコンの温度は自動設定なので上げることができません。)
自分:OK then, the cold air from the air-conditioning vent is hitting us directly here. Would it be OK to move to another table?
(わかりました。風が直接あたるので、違うテーブルに移動しても良いですか?)
友人:Yes that’s fine. You should be fine somewhere near the corners.
(はい、どうぞ。角の席でしたら風が当たらないと思います。)
飲食編:SCENE3
レストランで働いてる時にエアコンが止まり苦情が発生。オーナーに電話するシーン。
We’re getting complaints from some customers because the air-conditioning is broken. Can we get an electrician out ASAP?
訳:エアコンが壊れてお客さんからクレームが来ています。すぐに電気屋さんを手配できますか?
飲食編:SCENE4
レストランでワインを注文する際に店員におすすめを尋ねるシーン。
It’s hot so we want to have some chilled white wine, could you recommend something?
訳:暑いので冷えた白ワイン(※コラム)が飲みたいのですが、何がおすすめですか?
〈コラム〉
ワインの消費量
Wine Australiaによる統計調査では、1人当たり消費が最も高い国はポルトガルで、年間1人当たり42.6リットルである。オーストラリアの消費量は年間1人当たり23.8リットルで非ヨーロッパ諸国では最も高い消費量を誇るアルゼンチンの24.6リットルに続き2位である。
※この統計調査はWine Australiaの指定した、オーストラリアを含む国21カ国のワイン消費量を調査しています。
情報参照元:Wine Australia(www.wineaustralia.com)
飲食編:SCENE5
ビールについて上司と会話しているシーン。
I found a delicious sugar-free beer. This summer I’m going to be healthy and drink that.
訳:糖質オフなのに美味しいビール見つけたんですよ!今年の夏は健康のためにもこれを飲もうと思っています。
飲食編:SCENE6
家族団らんで夏の夜空の下でピクニックを楽しむために、レストランで夕飯をTakeAwayするシーン。
We’d like pizza but because children are going to have it, could we get it without chili and no capsicum please?
訳:ピザをオーダーしたいけど、子どもが食べるのに辛さを控えたいので唐辛子を抜いて下さい。また、ピーマンも抜きでお願いします。
Scene1から、オーストラリアのアイスコーヒーはアイスクリームが入っているものをいうんだ。日本のアイスコーヒーだと想像して注文すると違う飲み物が来るから気をつけてね!
4限目「買い物編」
お店が夏のセールを開催するなど、買い物をする機会が多くなる夏。店員とあれこれ会話する際に「英語でなんていえばいいのかな?」と悩むことがあるはず。ここでは“買い物編”として、スーパーや薬局、ネット通販などで使える夏ならではのフレーズを紹介します。
買い物編:SCENE1
スーパーで冷凍食品を購入した時に、溶けないために店員に氷を買えるかどうか尋ねるシーン。
Do you sell ice here? I don’t want my frozen things to defrost.
訳:冷凍食品が溶けないように氷を買いたいのですが、売っていますか?
※編集部注:アイスやチョコレートなどの溶けると液状になる食べ物は「Defrost」ではなく「Melt」を使います。
買い物編:SCENE2
ネット通販で水着を購入したが、一向に届かず、電話にて確認するシーン。
I bought some bathers online and they were supposed to arrive on the 25th of January. It’s been 2 weeks and they still haven’t arrived. Can you tell me what is going on?
訳:オンラインショッピングで水着を購入し、1月25日に到着予定でしたがそれから2週間たってもまだ届いていません。どうなっていますか?
買い物編:SCENE3
ビーチに行く前に薬局に寄り、どの日焼け止めが良いかを店員に尋ねるシーン。
I’m looking for sunscreen. Which one has the highest SPF?
訳:日焼け止めが欲しいのですが、SPF数値が一番高いものはどれですか?
買い物編:SCENE4
ビーチ帰りに、日焼けによる肌のダメージをケアするための薬はないかを薬局の店員に尋ねるシーン。
I got sunburnt and was wondering if you had any products to help my damaged skin.
訳:日焼け(※コラム)をしたのですが、日焼けによる肌へのダメージをケアする薬はありますか?
〈コラム〉
オーストラリア皮膚がん率
世界で最も皮膚がんの発症率が高いオーストラリアでは、オーストラリア人の3人に2人が70歳までに皮膚がんといった診断を受けています。また毎年2,000人以上ものオーストラリア人が皮膚がんで死亡しています。
情報参照元: Sun Smart (www.sunsmart.com.au)
買い物編:SCENE5
会議のため急遽冬の日本に帰国する際に、冬用のスーツを持っていないので仕立てるシーン。
I would like to get a winter suit tailored. How quickly can you do that?
訳:冬用のスーツを仕立ててもらいたいのですが、急ぎでどれくらいで仕上がりますか?
買い物編:SCENE6
日本への一時帰国からパースに戻ってきた後、ママ友とのホームパーティーにて日本でしか買えないお土産を渡すシーン。
I bought these traditional Japanese sweets when I returned home. Please help yourselves.
訳:日本に帰省した時に日本の伝統のお菓子を買ってきました。みんなで召し上がってください。
〈会話例〉
自分:I bought these traditional Japanese sweets when I returned home. Please help yourselves.
(日本に帰省した際に日本の伝統のお菓子を買ってきました。みんなで召し上がってください。)
友人:What are these sweets made from?
(このお菓子は何から作られているの?)
自分:They are called Manju and are pockets of red bean paste inside a flour based pastry.
(これはまんじゅうといって小麦から作った生地であんこを包んだお菓子です。)
友人:It’s nice and moist and delicious.
(しっとりとしていて美味しいわね。)
買い物編:SCENE7
夏のセール開催中のデパートにて自分の目当ての物はどこかを店員に尋ねるシーン。
I saw in your summer sale catalogue you had shirts heavily reduced. Could you please tell me where they are?
訳:夏のセールのチラシで見た特売のシャツはどこにありますか?
ちなみにScene2から、水着を意味する「Bathers」という単語は、入浴するという意味の「Bathe」から来ているよ!
5限目「交通編」
長期休みに入り、旅行などで車や公共交通を使う機会が多くなるこの時期。駅員やスタッフの人に行き方などを尋ねる際に「英語でなんていえばいいのかな?」と悩むことがあるはず。ここでは“交通編”として、電車やバスの利用時または空港で使える夏ならではのフレーズを紹介します。
交通編:SCENE1
友人と電車に乗車した際、いつもより気温が暑い車内での会話のシーン。
This train is packed because of school holidays and feels hotter than usual doesn’t it?
訳:スクールホリデーで人が多いからか、いつもより電車(※コラム)の中が暑くない?
〈コラム〉
世界一長い直線距離を走る列車
シドニーとパース間の総距離4,352kmを結ぶIndian Pacificは世界一長い直線距離を走る列車といわれ、道中に曲線の無い真っ直ぐな線路が478kmも続いている箇所がある。東から西までオーストラリア大陸を横断できる唯一の列車で3泊4日の旅となる。また、北のダーウィンから南のアデレードまでを走行しているThe Ghanはウルル=カタ・ジュタ国立公園に陸路で行く手段ともなっている。
情報参照元:Great Southern Rail(www.greatsouthernrail.com.au)
交通編:SCENE2
目的地に行く方法を、駅で駅員に尋ねるシーン。
Could you please tell me which bus goes to Scarborough Beach?
訳:スカボロービーチに行きたいのですが、どのバスが行きますか?
〈会話例〉
自分:Could you please tell me which bus goes to Scarborough Beach?
(スカボロービーチに行きたいのですが、どのバスが行きますか?)
友人:The last stop on the 123 route is at Scarborough Beach.
(スカボロービーチなら123番のバスの終点だよ。)
自分:What time does the last bus leave Scarborough Beach for the city?
(スカボローからパースに帰ってくる最終バスは何時発ですか?)
友人:The last one is at 11:45
(11:45が最終バスだよ。)
※表記の123番は例としてで、スカボロービーチ行きのバスは123番ではありません。
交通編:SCENE3
日本に帰省する際、空港のチェックインカウンターでコワレモノが入っていることをスタッフに伝えるシーン。
I have something fragile in my suitcase so could you please handle it with care?
訳:コワレモノがスーツケースの中に入っているので、慎重に扱ってもらえますか?
交通編:SCENE4
会社のBBQにタクシーで向かう際、買いたい物がありお店に寄ってもらいたいことをタクシーの運転手に伝えるシーン。
Could we please stop by a shop on the way? I need to buy some ice.
訳:氷を買って行きたいので、途中でスーパーに寄ってもらえますか?
交通編:SCENE5
レストランで食事した後、車で交通量の少ない夜のドライブに恋人を誘うシーン。
After dinner shall we have a drive to cool off?
訳:食事した後は涼みにドライブに行かない?
交通編:SCENE6
旅行代理店で航空券を購入後、夏のフルーツのマンゴーを日本へ持ち帰れるかどうかを電話で問い合わせるシーン。
I was hoping to take some mangoes back to Japan. Could you please tell me whether that is possible?
訳:マンゴーを日本に持ち帰りたいのですが、可能かどうか教えていただけますか?
交通編:SCENE7
夏の恒例行事のAustralia Day当日、道路渋滞により友人との待ち合わせに遅れるシーン。
The roads are busy because of the Australia Day traffic. I’ll be 15 minutes late.
訳:Australia Dayの影響で道が渋滞しています。15分ぐらい遅れそうです。
Australia Dayの日はあちこちで道が通行止めになったりと、渋滞が起きやすくなると思うので公共交通を使えばスムーズに移動ができるよ!
6限目「娯楽編」
オーストラリアの夏は友人とビーチに行ったり、BBQをするなどの機会がたくさんあります。そんな場面でふと「英語でなんていえばいいのかな?」と悩むことがあるはず。ここでは“娯楽編”として、夏ならではのアクティビティをする際に使えるようなフレーズを紹介します。
娯楽編:SCENE1
ビーチで知り合った人と近くのバーに行き、ドリンクを奢るシーン。
I’ll shout the first round. What’ll it be?
訳:何が飲みたい?一杯おごるよ。
娯楽編:SCENE2
Australia Day(※コラム)の前日にBBQの持ち物について友人と電話で話すシーン。
Tomorrow’s BBQ is BYO meat and alcohol. Everything else will be supplied.
訳:明日のBBQ は自分で飲食する肉とお酒だけを用意して、他は提供してくれるようだよ。
〈会話例〉
自分:Tomorrow’s BBQ is BYO meat and alcohol. Everything else will be supplied.
(明日のBBQは自分で飲食する肉とお酒だけを持参して、他は提供してくれるようだよ。)
友人:It doesn’t feel right just taking that.
(自分用だけを持っていくというのは気が進まないよ。)
自分:That’s how it is. When you host a BBQ you can prepare everything. If you really want you can take a small gift for the host like a box of chocolates.
(そんなもん。君が主催したら全部用意したらいいし。どうしてもと言うならチョコレートか何かの小さなギフトでも持って行ったら?)
友人:That sounds good. I’ll do that.
(わかった。そうしよう。)
〈コラム〉
Australia dayについて
毎年1月26日は、Australia Dayと呼ばれる祝日で、人々がオーストラリア国民であることを祝福する日である。1788年1月26日に、イギリスからの船がシドニーに到着したことにちなんで定められた。また、恒例行事として市民権の授与式なども行われる。パースではスワン川の上空に花火が打ち上げられ、街全体がお祭りムードと化す。
情報参照元:National Australia Day Council(www.australiaday.org.au)
娯楽編:SCENE3
恋人と一緒にビーチの砂浜で、夏の夜空に光る星をみているシーン。
Which is the real Southern Cross and which is the fake one?
訳:どっちが本物の南十字星、どっちが偽物の南十字星かかわかる?
娯楽編:SCENE4
夏の朝、友人とサーフィンに行ったときに波の調子について話すシーン。
The morning easterly breeze makes for good waves. There’s almost no current so paddling is easy too.
訳:やっぱり朝は東風の影響で乗りやすい波だったね。カレントもほぼなくてパドリングも楽だったね。
娯楽編:SCENE5
夏の海で遊泳中に何かに刺され、ライフセーバーに塗り薬か何かを求めるシーン。
I think I’ve been stung on my arm by a jellyfish or stinger. Do you have anything for it?
訳:腕をクラゲか何か針を持つ生き物に刺されたみたいですが、それに効く何かありますか?
娯楽編:SCENE6
気温の暑い日にママ友と公園に来て、遊ぶ子どもたちに注意するシーン。
In this hot weather you have to ensure you drink enough water.
訳:気温が高いので水分をこまめに取らないとダメですよ!
娯楽編:SCENE7
友人と家族ぐるみでキャンプに行った際、遊ぶ子どもたちに注意するシーン。
The snakes come out in summer so stay close to us here.
訳:夏は茂みのほうに行くとヘビがでるから、あまり遠くに行っちゃだめよ!
海に行くことが多くなると同時に水難事故が多くなります。海で泳ぐ際はライフセーバーの人の指示に従い、なるべく沖のほうには行かず、旗の間で泳ぐようにしよう!
7限目「文化編」
多国籍国家のオ-ストラリアにいるとお互いの国の文化や習慣について話す機会が多々あります。最後は“文化編”としてお互いの国の夏の文化や習慣について話すときや質問するときに使えるフレーズを紹介します。ぜひ、本誌で紹介したフレーズを使い、夏のパースを楽しんでみてください。
娯楽編:SCENE1
今度日本に旅行に行くという友人が「日本は今どれくらい寒いの?」と質問してきたシーン。
At this time of year in Japan it can go below zero in the morning and evenings.
訳:日本は今の時期、朝晩は氷点下になる日もあるよ。
文化編:SCENE2
夏の風物詩テニスの全豪オープンをTVで観戦中に友人に電話をかけ、全豪オープンについて話すシーン。
Are you watching the Australian Open? I’m looking forward to watching the best ranked Japanese player, Naomi Osaka’s match.
訳:全豪オープン(※コラム)観ていますか?今、日本人の中で最も活躍している大坂なおみ選手の試合を観るのを楽しみにしています。
〈コラム〉
全豪オープンでの日本人の活躍
全豪オープンはグランドスラム(全豪オープン・全仏オープン・ウィンブルドン・全米オープン)のうちの一つで、南半球のオーストラリア・メルボルンで開催されるテニスの大会。1905年に第一回大会が開催され1972年まではパースを含むオーストラリアの各都市で開催されていた。全豪オープン2015年大会の男子シングルスでは、日本の錦織圭選手がベスト8進出したほか、2007年から2015年大会まで車いす男子シングルス部門では国枝慎吾選手が8回優勝している。
情報参照元:Australian Open(https://ausopen.com)
文化編:SCENE3
長期休みが終わって学校が始まり、友人が「夏のクリスマスは何をして過ごしたの?」と聞いてきたシーン。
I had a traditional Christmas with my home stay family and it was great.
訳:ホームステイで伝統的なクリスマスを体験できてすごくよかったよ。
〈会話例〉
自分:I had a traditional Christmas with my home stay family and it was great.
(ホームステイで伝統的なクリスマスを体験できてすごくよかったよ。)
友人:What’s a traditional Christmas?
(伝統的なクリスマスって何?)
自分:On the morning of the 25th we exchanged presents and for lunch we had a roast turkey and roast ham.
(25日の朝にプレゼントを交換したり、ランチはローストターキーとローストハムを食べたりしたよ。)
友人:Sounds awesome.
(楽しそう~。)
文化編:SCENE4
友人宅で、夏のスポーツのクリケットの試合をテレビで観ている時にクリケットについて質問するシーン。
Cricket is almost unknown in Japan. Doesn’t it hurt when you catch the ball with no glove?
訳:日本ではクリケットはあまりメジャーなスポーツじゃないんだ。ボールをキャッチした時に手は痛くないの?
文化編:SCENE5
シドニーにある会社に電話をする際、同僚に夏に行われるサマータイムについて質問するシーン。
It’s daylight savings time now right? What is the time difference between Perth and Sydney?
訳:今、サマータイム中だよね?パースとシドニーの時差って何時間だっけ?
文化編:SCENE6
ゴルフプレー中に虫の鳴き声を聞き、一緒にプレーしている会社の同僚に質問するシーン。
In Japan when you hear a cicada chirping you think of summer, are there any sights or sounds like that in Perth which signify summer?
訳:日本ではせみの鳴き声を聞くと夏を感じますが、パースでは何か夏を知らせるものはありますか?
文化編:SCENE7
最近仲良くなった友人と家で食事をすることになり、そうめんを振舞うシーン。
訳:日本では、夏によくそうめんを食べるの。あなたの国では夏に何をよく食べる?
Scene5から、サマータイム制度は英語で“Daylight Savings time”っていうんだ。オージーに「サマータイム」といっても、夏のことだと勘違いしてしまうから気をつけてね!
Steve Nishioka
生まれも育ちもパース。高校卒業後、日本語を勉強し、パースの大学在学中に関西外国語大学へ留学。その後、再びワーキングホリデービザで訪日。そして、JETプログラムの国際交流員として栃木県の馬頭町(現:那珂川町)に3年間住む。帰国後、社会言語学の研究論文を終え、パースの日本人に英語を教える。