Q 
リタイアメントビザ（Subclass 410）の期限が今年で切れるので更新するつもりです。新規のリタイアメントビザは申請ができなくなったそうですが、更新はできますか？また、更新のために必要な手続きを教えてください。
 
 

 A 
2018年11月からリタイアメントビザを保有している人が永住ビザを申請できるようになりましたが、インベスターリタイアメントビザ（Subclass 405）とリタイアメントビザ（Subclass 410）の新規申請の受付は2018年5月31日で完了しました。どちらのリタイアメントビザも既に保有している場合には更新ができます。リタイアメントビザ（Subclass 410）は、更新すると10年間有効なビザが発給されます。
 
更新の手続きは、オンラインではできません。Form1383に記入し、必要な書類を添付してタスマニアのホバートオフィスに郵送します。必要な書類は、パスポートサイズの写真、オーストラリアの無犯罪証明書、現在のビザが下りてから12か月以上滞在した国の無犯罪証明書、オーストラリアのMedicareと同等以上の補償が付いた医療保険に加入していたことを証明できるStatementなどです。リタイアメントビザの更新には通常健康診断などは必要がなく、現在のビザが有効な期間を補償する医療保険に加入していたかどうかを最も重視されます。Medibank PrivateやBupaなどの医療保険会社が提供しているOverseas Visitors Health Coverは、これらのビザの要件を満たすように設計されているので、いずれかに加入していれば安心です。
 
更新の申請をするときには、パスポートの有効期限が6か月以上残っている必要があります。また、4月15日現在、申請費用は夫婦の場合で575ドルですが7月1日にビザ申請費用が引き上げられる予定なので、それ以降に申請するときにはチェックしてください。申請費用は移民局のウェブサイトからオンラインで支払います。支払った時に発行されるPayment Receipt NumberをForm1383に記入してからFormを郵送するようにしてください。申請費用を支払ってから30日以内にFormを送付しないと受理されない場合があります。申請はオーストラリアの国内、国外どちらでもできます。申請を国内でした時にはビザが下りるときに国内にいる必要があります。国外で申請した時にはビザが下りる時には国外にいる必要があるのでご注意ください。
 
リタイアメントビザの申請に限りませんが、オーストラリアの出入国の際にパスポートにスタンプが押されなくなったので、国外への渡航歴が分からなくなってビザの申請の時に困るケースが見受けられます。そのような時に、Form1359 Request for international movement recordを使って渡航歴の確認が出来ますので試してみてください。
 

 
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件名：ビザと移住係