「The Perth Express」が年に2回発行している無料の日本語情報マップ「オーストラリア パース インフォメーション マップ『EXPRESS』」のVol.41が2019年3月1日に発刊致しました。その発刊を記念して今号特集では「CATバスで巡るフリーマントル大満喫ガイド」にてフリーマントルの町を紹介します!「フリーマントルの主要スポット」情報も掲載された当マップ、そして本誌を片手に、CATバスを利用して今まで知らなかった“新”フリーマントルとの出会いを楽しもう!
Vol.242(2018年3月号)の特集で「パースの街並み全18スポット―CATバスで巡る―」をお届けしたところ好評を頂きました。よって、今回はロケーションをフリーマントルに移して、CATバスで巡るフリーマントルの町を紹介します。
▼「パースの街並み全18スポット―CATバスで巡る―」を読む
パースのインフォメーションマップ「EXPRESS」について
①パース各所にて本誌を手に取れる所にも同じく配布しています。
②「The Perth Express」のウェブサイト(www.theperthexpress.com.au)からもダウンロードできます。
持ってて安心、便利な一冊のマップ『EXPRESS』は、1999年3月に創刊号を発刊し今年で丸20年を迎え、3月1日には41冊目を発刊しました。このマップ『EXPRESS』は、地図だけではなく情報も満載され、その一冊で西オーストラリア州やパース、フリーマントルのことが全てわかってしまうほどの情報が集約されています。観光で訪れた方はもちろん、既にパースに長く住まわれている方でも新しい情報を得ることができる一冊です。是非、手にとってみて下さい!
その1 全部で7つの地図が収録!パースの市街地から西豪州までと広範囲を網羅!
その2 パースの基本情報から滞在・生活情報、そして観光主要スポットまで紹介!
その3 美味しいレストランや探していたお店、行きたかった観光スポットが見つかる!
その4 今号特集でも紹介したフリーマントルとパースのCATバス全線の順路や時刻表を掲載!
▼パースのインフォメーションマップ「EXPRESS」を見る
無料バス“CATバス”とは ?
2000年8月に運航を開始したフリーマントル市内の無料バス。The Fremantle Central Area Transitの「Central Area Transit」の頭文字を取って「CAT」、通称“CAT(キャット)バス”と呼ばれています。2000年当時はOrange(オレンジ)CATバスの一路線のみが走っていましたが、2011年にバス停が15ヶ所から30ヶ所に増え、路線も2つに分けられました。現在、フリーマントル市内ではRed(レッド)、Blue(ブルー)の2路線が運行されています。また、パース市内のCATバスと違い、フリーマントルのCATバスは降りる際、降車ボタンを押す必要があるのでお忘れなく。
2011年にRed CATと共に運航が開始され、フリーマントルの南北を巡る路線。18ヶ所のバス停に停車し、運行間隔も10分毎と頻繁にやってくる。巡る場所は「Sounth Tce.」の「カプチーノ通り」から「フリーマントル・マーケット」、順路では最南端の「サウス・ビーチ」に、港で有名な「フィッシング・ボートハーバー」などを網羅しています。
Blue CATと同様に2011年6月よりフリーマントル市内の運行を始めました。Red CATはフリーマントルの東西を走り、バス停は全部で12ヶ所で、運行間隔は15分毎となっています。順路の最西端には「西オーストラリア州立海洋博物館」で、市内中心の「キングス・スクエア」、そして最東端の「フリーマントル・アートセンター」などを巡ります。
情報参照元:Transperth(www.transperth.wa.gov.au)
CATバスの順路&地図と時刻表
フリーマントル市街地を走る各CATバス2路線の順路&地図と時刻表を紹介します。本誌のこの地図も持ってCATバスに乗ろう!
フリーマントル市内の無料バス順路の地図を見る(PDF)
Blue CAT
月~木 | 7:30am‐6:10pm | 10分間隔 |
---|---|---|
金 | 7:30am‐7:40pm | 10分間隔 |
土・日・祝 | 10am‐6:10pm | 10分間隔 |
バス停
1 | Fremantle Station |
2 | Cappuccino Strip |
3 | Fremantle Markets |
4 | Fremantle Hospital |
5 | Wray Avenue |
6 | Price Street |
7 | Gold Street |
8 | Charles Street |
9 | Wardie Street |
10 | Orient Street |
11 | South Beach |
12 | Fremantle Sailing Club |
13 | Capo D’Orlando Drive |
14 | South Street |
15 | Howard Street |
16 | Esplanade Hotel |
17 | Fishing Boat Harbour |
18 | Victoria Quay |
CATバスを利用して“新”フリーマントルと出会う!
「オーストラリア パース インフォメーション マップ『EXPRESS』」と本誌は持ちましたか?準備ができたらCATバスに乗りましょう!今回ここで紹介した“新”フリーマントルは、ほんの一部です。「世界で最も19世紀の面影を残した港町」と言われているフリーマントルには、住んでいるローカルの人でも日々新しい発見ができる魅力溢れるエリアです。皆さんも気になるバス停で下車して、自分だけのお気に入りスポットを探してみて下さい!
バス停番号
歴史建造物が丁寧に残されている町、フリーマントルの玄関口「フリーマントル駅」には、このバス停を利用。駅から南に走る「Market St.」はそのまま“カプチーノ通り”へと名を変えるが、それまでにも郵便局や教会、バー(ホテル)、そして駅そのものも歴史的建造物なので、散策しながら歴史を感じるのもよし。
パースからフリーマントル線の終着駅「フリーマントル駅」。建物自体が州の歴史遺産に認定され、重厚な佇まいはフリーマントル散策の第一歩をまさに彩ってくれる。
フリーマントル駅の前の「Pioneer Park」。ひときわ目を引くユニークなパブリック・アートが目印。
フリーマントル駅を出てすぐ右手に歩いていき線路を横断する道を抜ければ、ロットネスト島へのフェリー乗り場やマーケット「Eシェッド・マーケット」へつながる。
バス停番号
「Bannister St.」から「Parry St.」間の「South Tce.」を通称“カプチーノ通り”と呼ぶ。たくさんのカフェが立ち並び、オープンテラス席で地元の人から観光客まで多くの人がコーヒーと共にゆったりとした時間を楽しむ。故にそう名付けられたこの通りから他主要道路へはアーケードで結ばれ、ユニークなショップが点在する。
“カプチーノ通り”の始まりに位置するBlue CATのバス停番号2「Cappuccino Strip」周辺には、歴史を感じるカフェからモダンなカフェまでバラエティ豊富にお店が連なる。
カプチーノ通りから「William St.」に抜ける各アーケードにはフリーマントルならではのショップが顔を見せる。
“カプチーノ通り”と“エスプラネード”を繋ぐ「Collie St.」沿いには、映画館や和食レストランなどが集まる複合施設がある。
バス停番号
1830年代の建物を利用し150店舗近く集結しているマーケット「フリーマントル・マーケット」や、地ビールが楽しめるブルーワリー、また国際色豊かなレストランへはこのバス停から。またこのバス停から徒歩5分のところには、世界文化遺産に登録されている「旧フリーマントル刑務所」もあり、観光名所のひとつとなっている。
バス停名にもなっている「フリーマントル・マーケット」。週末に開くこのマーケットの正面入り口前では、大道芸人が芸を披露して人だかりができる光景がお馴染み
お土産などの雑貨類以外にも、ローカルの人たちの台所ともなる青果市場もある。
1850年代に建てられ、1991年まで実際に刑務所として利用されていた「旧フリーマントル刑務所」。
フリーマントル刑務所の刑務官と受刑者と写真が撮れる撮影スポットで思い出の記念撮影を。
バス停番号
まさに隠れ家的ビーチ「サウス・ビーチ」への最寄りのバス停。ビーチ周辺には安心して遊べるプレイグランドや公共のBBQ施設が設置された緑豊かな憩いの空間、エスプラネードがある。真っ白な砂浜からは「フリーマントル・セーリングクラブ」に停泊しているヨットが遠くに見え、夕暮れ時には水平線に沈む夕日とそのヨットのシルエットが幻想的でもある。
トラムの路線跡がビーチ沿いに走っていることでも気づかされるが、このビーチはフリーマントルでも歴史あるビーチのひとつ。
エスプラネードにある、知る人ぞ知るお洒落なカフェはいつも人がいっぱい。
隣接する「ウィルソン・パーク」では、地元の人が犬の散歩をしているのどかな光景をよく目にする。
バス停のある「Marine Tce.」に並行して南北に走る「South Tce.」沿い可愛い外観のレンタサイクルショップやオシャレなカフェが建ち並ぶ。
“インスタ映え”間違いなしのカラフルな外観が特徴の家具店(バス停11の斜め前)には豊富な家具が揃う。
バス停番号
観光スポットとして“フィッシュ&チップス”の名店が軒を連ねる「フィッシング・ボートハーバー」や、西オーストラリア州の海の歴史が詰まった「難破船展示館」、ローカルの人たちに愛される「ベイザーズ・ビーチ」やピクニックもできる緑の芝生が鮮やかな公園「エスプラネード」へのアクセスは、このバス停から。
「フィッシング・ボートハーバー」には、潮風を感じながら新鮮なシーフードが楽しめるレストランが立ち並ぶ。
フリーマントルという名は1987年に開催されたヨットレース「アメリカスカップ」の開催地として世界に知られるようになった。その際に世界中から訪れるヨットマンたちの宿泊先として大規模な増築がなされたホテル「Esplanade Hotel Fremantle」。
緑が眩しい「エスプラネード」には、マツの一種の“ノーフォークマツ”が100本以上植えられている。
「エスプラネード」から線路を越えると「Mews Rd.」沿いには人気のフラクトビールショップ。
「ベイザーズ・ビーチ」を見下ろす高台には、1831年に造られた民事刑務所「ラウンドハウス」。西オーストラリアでは最古の建造物。
「CATバスで巡る フリーマントル 大満喫ガイド Blue CAT編」はいかがでした?パースエクスプレス・マガジン3月号(Vol.254)で紹介したものから拡大バージョンでお届けしました。フリーマントル散策にぜひお役立てください!それでは次回は「Red CAT編」を配信致します。