短歌
赤茶けた大地のうえをあるきつつ
日々生きることあらためておもう
すれちがう若者たちのすがたみて
あのころの日々ふとよみがえる
なぜかしらいつもいつも生きいそぐ
いそいださきに何かあったか
おもいではところどころぬけていて
それでもひとすじかぼそくつづく
たちどまりほどけてしまったクツひもを
むすびなおしてあるきはじめる
(マルコ)
俳句
富まぬ身を知らぬ顔せり牡丹かな
老いたりて誰に告げむやさびしさを
(東方散人)
菊ゆれてわずかなきょりの散歩かな
青き空枇杷の実ついばむカラスおり
(猫)
このさきもふりかえっても森のなか
(シゲ)
川柳
卵1コ買うもたいへんベネゼエラは
(タカ)
半世紀駅が知ってる泣き笑い
(Takako)
雨の神今日は南で明日は北
(いさを)
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