短歌

大津波　海を切りさき　襲い来る　小さな町や　人の暮らしに

赤茶けた　廃墟の跡に　三輪車　子供の声も　遠く流され

潮が引き　海が静まり　人びとは　昔からの道　パンを求めて

原子炉は　神話とともに　溶けてゆき　無人の街に　イノシシが住む

太陽や　風にゆれる雲　明日へと　時をとぶ鳥　いまだ帰らず
（マルコ）

俳句

青空へ　登る蝶あり　夏は来ぬ

神の留守　めったにひかない　風邪をひく
（猫）

コンクリの　かぼそいすき間　花ゆれる
（シゲ）
 
 

川柳

さて行くか　雨パラついて　また戻る
（タカ）

雪便り　思い出連れて　やって来る
（Takako）

囲碁会に　誘われ　今日は二等賞
（いさを）
 
 

【短歌・俳句・川柳　応募作品大募集】
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