短歌
妖精の森をすぎたら海のみち
水の青さは空より深い
太陽の光のつぶがゆっくりと
波間にあそび時がすぎゆく
この海の浅瀬のなかでそのむかし
原初のいのち生まれたという
そんなことぼんやり思い空のさき
きょうの夕日がいま消えてゆく
人しれず夜にまぎれてウミガメが
卵をうんで砂をかぶせる
(マルコ)
俳句
寝る犬に白蝶止まる春の午後
おぼろ月ジャスミン咲いて春行きぬ
(東方散人)
空の鳥我も高みにいざなえよ
水かえてキンギョごきげんそんな今日
(ネコ)
ストローのはるか向こうに月がいる
(シゲ)
川柳
米中のケンカがもとで失業し
(タカ)
まだまだとパワーを信じ長い坂
(Takako)
庭眺め剪定されし来春思う
(いさを)
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