短歌
キッチンでたくさんの皿あらいつつ
ごはんつぶのあとゴシゴシけずる
人はみなおなじ目鼻をもちながら
ちがった心で日々をいとなむ
休息の昼のじかんに店をでて
一杯のワインのどをうるおす
精神もきがつかぬうちまがりくね
いつのまにかにオーダーメイドに
夜をゆくでんしゃのなかで脚のばす
ガラスにうつるじぶんのすがた
(マルコ)
俳句
真夜中のマグパイの声風寒し
公園の犬も嬉しや秋の風
(東老生)
花嵐母を残して帰国の途
宿閉じて咲きこぼれるか春の花
(猫)
フクロウが壁でないてるシクシクと
(シゲ)
川柳
口ずさむだいぶ昔の流行歌
(タカ)
ほめられてそっくり返す利子付けて
(Takako)
日向ではもう良いですか福寿草
(いさを)
まいったな暇はあるけど金がない
外は晴れ心の中は雨もよう
(自宅保安員)
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