短歌
オンボロの自転車のってどこまでも
春をむかえに口笛ふいて
とうめいな川の底へとおりてゆく
歌をさがしにはだしの足で
ふんわりと森のなかへと踏みいれる
蝶をたずねて東へ西へ
サラサラと狐の雨がとおりすぎ
虹のふもとに水仙の咲く
あけがたのひかりをあびて星たちは
空のむこうでねむりにはいる
(マルコ)
俳句
白帝は山に大なる岩を置き
秋晴れの夫婦の案山子笑い顔
(猫)
ヘッドホン遠いむかしの音を聴く
(シゲ)
川柳
しんしんと雨ふる夜は湯たんぽで
(タカ)
スッピンをマスク帽子でカバーする
(Takako)
ブロッコリー花咲きいつが食べ頃か
(いさを)
仕合わせは人と人との支え愛
(はるな)
【短歌・俳句・川柳 応募作品大募集】
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